由岐がいい女すぎる
正直最初の由岐√終えて、卓司√の途中までは話が電波過ぎて意味が分からなくて
放棄しそうになったけど、最後までやり通して本当に良かった。
久しぶりにエロゲで泣いた。今振り返ればあれだけ電波だった卓司√や由岐√には結構この作品のヒントがちりばめられていたなと思った。
携帯の指紋や由岐の部屋と卓司の部屋の構造が良く似ていたこと由岐が買ったはずのCDが違っていたりと結構ヒントがあった。しかしあれだけ電波だとところどころ伏線だというのを想像できても(例えば鏡と司とか)それ以上を推理するのは難しかった。
次に高島ざくろ√なんですが自分は最初にGOODエンドの方を見てしまったので、
ざくろが堕ちるほうの√は激しく鬱が入った。ざくろが電波少女になる理由、自殺までの過程が描かれていてほんとに先に進めるのがいやだった。その代わり希実香とともにイジメに立ち向かう方の話はなかなか爽快感があり良かった。少しの勇気を出すことでこんなにも人生は変わるんだとスカッとします。
個人的にはざくろが勇気を出して希実香を助け出すシーンがお気に入りです。
で、この作品の謎が解けていくのが次の皆守√。ここで由岐、卓司、皆守の正体が分かります。そして鏡と司についても解説されています。由岐がおぶっていたはずの鏡が気付けばウサギの人形に変わっていたことや、最初の由岐√で、由岐が買ったはずのCDの中身が変わっていた理由など最初の由岐√での伏線が回収されていきます。
屋上での由岐との別れのシーンは久しぶりにエロゲで泣けました。
そして最後のJabberwockyⅡで分かる過去の事件。ここで7年前の悲劇となぜ一人の人間にいくつもの魂が宿ったかの説明がされています。
ま、それよりもエピローグでの皆守と木村の会話に出てくる「幸福に生きよ!!」の説明のところの印象が強かった。
最後に終ノ空までやって思ったこと。
由岐がいい女過ぎる。「姉ちゃん」って感じが出ていて良かった。
魂的には救われているのだろうけど、やっぱり生きている√もあって欲しかった。
皆守も最初に出てきたときは、印象悪かったけど√入ってから一番好きになりました。
なぜか「努力、根性、ド根性」ってセリフが印象に残りました。熱いぜ皆守!!w