再プレイ。
来年からは時間が掛かりそうなゲームが出来そうにないので、過去にやった面白くて長いゲームをやりたい！！と思い手始めにこれをセーブ消して最初から始めたのですが、
やっぱり長い。そして甘い。
愛奈√から始めたのですが、やっぱりあーちゃんは最高です。幼馴染キャラとしては
最高レベルで、声優さんの演技もうまくて悶えまくりでしたｗ
この作品にはそれほど山場といったものはありません。ダメダメな主人公が変わるまでの過程、恋に落ちるまでの過程、そしてヒロインと付き合ってからの描写がこれまでかというくらい丁寧に描かれています。普段自分はエロゲやギャルゲといったものをプレイする時は、感情移入するにしても一歩引いた目線でプレイしているためそれほど主人公に感情移入することは滅多にありません。しかしこれをプレイしているとちょっとした感情の機微までしっかり描かれているため、あたかも自分が主人公になったかのような錯覚を引き起こします。そのため一人のヒロインを攻略した後に、違うヒロインを攻略しようと思うと、なにか後ろめたさを感じました。特に蛍√は愛奈√からの派生していくので、愛奈もちょくちょく絡んでくるのですが、主人公が蛍に近づくために愛奈にＷＬＯのことを話し、嘘の恋人役になってもらうというところでは胸が痛みました。だって明らかに自分も黒田のことが好きだと気付いているのに、それなのに主人公と蛍をくっ付けるために協力するんですよ？いい娘すぎです。
しまいには主人公がフラれたら、「一生モノで慰めてあげる」というセリフを言い放ちます。完全にヤラました。もう無理です。彼女を捨てて他の√に行くことは・・・
ということで再プレイだという事で２キャラ攻略したところで止めました。本当はアリサ√も良かったので、そちらもやろうと思っていたのですが、前述の通り時間を置かないと先に進めそうにないので、ここでストップします。これから始めようと思っている人に忠告を。愛奈→蛍という順で攻略するのは止めましょう。胸が痛みます。
最後に。
これほどの破壊力を持った萌えゲーは少ないと思います。泣くほど感動するわけではないし、腹がよじれるほど笑うわけでもない。それでもこれほど楽しめたのは描写が丁寧で、キャラの魅力をきちんと伝えることが出来ていたのが大きいと思います。
この作品自体それほどよく考えてみると深みもこれといった山場もなく進んでいきます。しかしこれほど長いのに、最後までつまらないとは一度も思いませんでした。
ＦＤは残念な出来でしたのでお勧めしませんが、これをやっていないくて良質な萌えゲーをお求めの方は是非やってみてください。自分と似たような感性をした方ならきっと楽しめると思います。
後、マエストロ。お前は自重しろｗ