信者ですから…狼男モノ?オートマタもの?というのは、雰囲気作り次第でよくも也、悪くもなり・・・
とても細密な描写の背景とけだるいBGMが斬新です。
本当にCG?写真か?とも思える背景処理には脱帽。
マフィア・ヨーロッパ風のテイストとマッチしたBGMがとても印象的。
イルモストロ事件などフィレンツェあたりの雰囲気ビンビンです。
NitroPlusらしい凝った作りの大人のめるひぇんってな感じでしょうか?
シナリオ・演出は賛否両論でしょうが、各ヒロインルートをこなしてゆくと、
実は敵対する大物の悪者(諸悪の根源)は何処にもいないような気がします。
アンナ・ロメオのオートマタと狼男の関係を軸として展開する大人の御伽噺
サーカス・マフィア・オートマタ・ライカンスロープ~
売れそうな映画のねたを全て詰め込んでしまって処理しなければならない以上、
本来ならもっと説明があってしかるべき、
ライカンの歴史背景などに言及がなされず不満はあります。
しいて雰囲気をたとえるなら、
ティムバートンが監督する、「ゴッドファーザー+アンダーワールド+α」ってな感じ?
そういえばフィレンツェの雰囲気は「ハンニバル」を連想してしまいました。
(ちなみにレクター博士の逃亡先でしたが…)
個人的に好きな組み合わせです。
かなり前にプレイして長文感想ほったらかしにしていたのですが、
印象が強く残っていたので、結構書きやすい。
昨今のゲームで、プレイして1~2年たって印象に残っている作品が少ない中、
やはりNitroPlusのゲームは一味違うなと思わせる作品でした。