河原氏の信者といっても過言ではありません。原画だけでもプレイする価値はあると思いますが、さらにこの批評空間での評価も高く、瀬戸口氏のシナリオにも期待していました。
やっぱり河原氏の原画はいいですよね~
眉毛が太いの好きなんです。
瀬戸口氏のシナリオ・テキストにもよくマッチしていました。
主人公のCVが入っても違和感がなく、
読ませるタイプのゲームでした。
しかしながら…
個人的に、設定があわなっかった。
大地震に遭遇した過去に傷を持つ若者を中心に据え、
サブキャラの目線での展開も交えながら物語は進んでゆきますが、
自信・廃墟・孤立・避難所・狂気・暴徒・宗教などのキーワードで進められる展開は
ある程度予測しやすく、
異常な状況から出発した物語はどこか救われないエンディングを迎えるもの。
無理やりなハッピーエンドが必要とは思いませんが、
どこかで救われる要素を持たせてもよかったのでは?
実は、私自身阪神大震災の被災者で、実際に避難所に一避難したり、
家具や電化製品が荒れ狂ったように散らかる
電気・ガス・水道のない家で数週間暮らした経験者です。
(別に不幸自慢してるわけじゃありません)
そのせいで作品にあまり共感できなかったのが原因とも思います。
聞くところでは瀬戸口氏はすでにライターをご卒業とのこと。
深い内容のシナリオはテキストともにまた体験したいものです。
そういえば、このメーカー以外で河原氏の原画を使用した所結構解散してますよね。
またどこかで河原氏の原画プレイできるのを楽しみにしてます。