あえてメインではなさそうなヒロインから、気を使って順次フローチャートを埋めてゆきました。
前作コンチェルトノートを結構気に入っていましたし、この空間での評価もそこそこでしたので、
気合を入れて購入→プレイしました。
前作より進化したフローチャートに結構踊らされたような気もしますが、
さくやと銀子さんを最後に残して個々のルートを攻略!100%達成時の達成感はなかなかのものがありました。
内容に関して…
はこね画はなかなか美しく、CG・CV・BGMすべてが標準以上の出来。
フローチャートでもわかるように十分なボリューム。
羽衣伝説を軸とした若干伝奇入ミステリー系のシナリオですが、ちょいと先の読める展開。
個人的に残念なのは、主人公のキャラクターが微妙。
いろは・さくやとの掛け合いのテキストはなかなか面白いのですが、人物にあまり魅力を感じない。
なぜにヒロインたちに好感をもたれるのかどうにも解らん。
さらに…前作は完全に「りとゲー」としたことでシナリオに軸があったような気がしますが、
今作についてはさくやが軸だとしても、銀子・いろは・翔子のルートがむだに力はいっているので、
(ある意味さくや以外もみな魅力的なヒロインということですが)
全体を通すと主人公のキャラクターに違和感があったのかも…
ところで、「シンセミア」ってあんまり耳にしたことがないので、何だろと思い調べたところ、
スペイン語で「種なし」ってことらしいのですが、高級大麻の「種なし」品の隠語らしいですね。
この作品での意味は「核」がないこと、「核」が変質することを指すのかと思うのですが、
「シンセミア」という単語がこの作品のタイトルにはまってるのかどうかいまいち判りません。
いろいろ書いちゃいましたが、個人的にさくやと朱音さんがつぼだったのでそこそこ高得点にしてしまいました。