人工知能に感情はあるのか?
人工知能の経験学習の一環と称して、主人公の家に美少女ロボット”真珠”が送られてくるところから物語が始まります。ところが、実はこのロボットには”朱鷺乃”、”藍”という2つの別人格が宿っており、時折主人公の前に姿を表しては振り回すのでした。
“真珠”ルートは、ロボットに対して異性としての好意を抱くことへの苦悩や葛藤が主人公を中心に描かれていました。一方で”朱鷺乃”、”藍”ルートは、ロボットに感情はあるのか、人間との愛は構築可能なのかということを彼女達の出自と交えてロボット視点の葛藤が描かれていて読み応えがありました。
話としてはありきたりな気がしなくもないですが、ユニークなキャラ設定と00年代らしい絵柄が相まって個人的には楽しめました。