コンシューマゲーム政策決定会合で、再アニメ化が好評、見直し必至。 なんというかその「はるぴー」の影響大で、主人公・稟の、声どころか普通の文章、状況説明のテキストまでもが、キョンの声で自動的に脳内再生されてしまうのは、キャラの整合性に何か近いものがあるのかもと考えて、なんとはなしにポジティブで捉えて認識してみるのもどうだろうか。 8対1の追加利上げのごとく、PC原作から攻略キャラが追加されたのは、作品の面白さが緩やかに拡大し続いていくと、賛成多数で決定ということで、より改善の方向に向かったと判断してみた。
宇宙人や未来人は、登場しないかもしれないが、
超能力者っていうか、魔法が使える人物が登場するあたり、
人間界と異世界の交流ファンタジー、魔法の登場となれば、
直近発売の作品では、何となく『プリミティブ リンク』を連想。
どちらも共通して言えそうなのは、
八月も真っ青な突っ込みどころ満載のSFファンタジーシナリオは、
まあそういうものだし、と、受け入れられる寛容な姿勢で、
プレイヤーの包容力・許容力でカバーしてあげられれば、
物語を楽しみつつプレイ出来そう。
御大が描くキャラ絵は、
髪の色が異なるぐらいで、
素人目(含む当方)には、極めて良く似たそっくりに見えがちな各ヒロイン勢も、
1流どころ勢揃いのCV陣によって、各ヒロインの魅力は当然上昇、
PC原作も、そして、本作品も、いわゆる『無駄なヒロイン』は一人もおらず、
それぞれのキャラがそれぞれの味を持って個性付けされた設定・描写で、
活き活きと物語を動き回っている、
などというのは、ちと褒め過ぎかもしれないが、
いずれにせよ、各ヒロイン勢の魅力は総じて高いことは、間違いなさそう。
しかしながら、
いかにもキャラゲー、萌えゲーを装っておきながら、
高っいところから突き落とすような、
思い・重い・想いシナリオでグサリっとくる感じが、
何か、その、やられてしまうかもしれない。
っていうか、さすがに、ブラック楓は、色々な意味で怖すぎっ。
総論。
絵だけゲーと切り捨てず、
シナリオは、まあそれはそれと、おおらかに受け入れられれば、
絵も良いし、役者どころの好演技でキャラの魅力がより一層高められ、
物語中盤では、たとえ憂鬱になっても、後味・エピローグでは爽やかな、
意外性充分な物語を手軽に楽しめる良作品、
といった感じでしょうか。
長文、御一読の程、
ありがとうございました。