(GiveUp) 風薫る5月、ネタバレ注意というよりは、むしろネタ。
絵的に、好きなものは好きだからしょうがないが、
それは舞い散る桜のように、
21-Two One-、
φなる・あぷろーち、
SHUFFLE!、
と、上記、
個人的には、何れも良作~名作に准ずる作品として高評価、
人それぞれ、それなりに楽しめる仕様かと思われるが、
「LOVELESS」を、予備知識なく公式ページのみ調べていざ新番組を観たら、
度肝を抜かれた事は、全然まったく、「らぶドル」とは関係ない話しだが、
度肝を抜かれたという点では、ある意味同じ『言葉』。
攻略ヒロインが「12人」という、いつからか解かりたくもないが、
ここ数年の流れで言えば、
ほぼ間違いなく「12人」は攻略ヒロイン大杉。
数合わせ的にヒロインを沢山登場させても、
それぞれの中身は薄くなるばかり。
具体的に「らぶドル」で言えば、
プレイヤーに、各ヒロインキャラ紹介を徹底させるが故に、
12人×5分程度の時間の持ち回りで、約1時間のキャラ説明を、
序盤とはいえ、ことある毎に、2度、3度と、しつっこく繰り返されては、
面白いテキスト、シナリオならともかく、
平凡で起伏に乏しく、面白みに欠ける文章を読まされ続けるのは、
ただただ苦痛を味わうだけ。 何かの修行か?
絵がどうとか、音楽がどうとか、CV、システムがどうとかいう以前に、
テキスト、シナリオ、すなわち文章が面白くないのが、らぶドルの致命傷。
主人公が店長を勤めるまだまだ無名の、
青い鳩が羽ばたいている大規模小売店の一般食堂(兼社員食堂)のような、
最高に魅力的な競合店のチーフウェイトレスのようなライバルもおらず、
『らぶドル=身内(12人)が仲間であり、そしてライバルである。』
というような、ありきたりなコンセプトを目指したのかもしれないが、
道半ばして、力尽きた印象は拭えない。
いわゆるアイドル育成モノといえば、
往年の名作、「誕生~ Debut ~」、
ヒロインの怪しさが素敵だった、「DEBUT21」、
個人的には嫌いじゃなかった、「ヒロインドリーム、ヒロインドリーム2」
などの話しも交えて「らぶドル」を比較対照しようかとも考えたが、
書くほうも読む方も長文で疲れてしまうと思われるので、割愛。
長時間やり込めば、面白くなる可能性がないわけではないと思われるので、
当方の、実際のプレイ時間を明記。
間を置きつつ3日間で、
8時間、プレイ中に眠ってしまった2時間を差し引いて計6時間のプレイ。
ここまでが、当方の、らぶドル限界点。
いや、もしかしたら、個別シナリオに入った途端に、
目の覚めるようなシナリオが展開し、
ユーザーをあっといわせる可能性もなくはないが、
そして僕らは…、いや、そしてどうなるかは…、
最後までプレイしていないので、わからないし、
別に、わかりたいとも思わない作品。
結論、
西又さんの絵を、どちらかと言えば好意的な人ですら、
シナリオ、テキストのダメップリがキツク、
激しく苦痛を伴いつつ、文章を読み進めていく決死の覚悟が無い限りは、
プレイを推奨できない完成度。 今後、店頭では、通常版のワゴンに注意。
本作を無理してプレイするなら、他の良作品をプレイした方が、
時間的にも、気分的にも、はるかに有益かと思われます。
最後に、
「らぶドル」とは、あまり関係ない「ネタ」の羅列、
すみませんでした…。
改めまして、
長文、御一読、
ありがとうございました。