泣きゲーの”元祖”であろう本作品・加奈~いもうと~(リメイク)、いわゆる『感動ゲー』と『泣きゲー』は、似て非なるもの、っと、ウィキペディアで”泣きゲー”を検索してみましたら、強い衝撃ががが 【!注意 ONE ~輝く季節へ~他のネタバレも長文感想で含みます】
ウィキペディアの”泣きゲー”、『泣きゲーと呼ばれる主な作品』によりますと、
1998年
ONE ~輝く季節へ~ (Tactics、5月29日発売)
1999年
Kanon (Key、6月4日発売)
加奈~いもうと~ (ディーオー、6月25日発売)
ということでして、
泣きゲーの”元祖”は、”ONE ~輝く季節へ~”‥‥なんですか??
確かに、”ONE ~輝く季節へ~”では、ぶっちゃけまして、自身も相当泣かされました。
共通ルートの、カメレオンのおもちゃや、コロコローコロコローと、
絵もない、真っ暗な画面で、淡々と白字のテキストと音楽で描かれるシーンですが、
泣かされました。
魅力的なヒロインも数多く、
七瀬留美や里村茜など、フルコンプ後も、4~5回個別ルートをプレイしたぐらい、
面白くもあり、感動(はい、そこの人、ぷっとかしない)しました。
個別ヒロインによっては、更に泣かされるシナリオもありつつ、
けれど最後の最後は、ほぼ”ハッピーエンド”で、
感動(ですから、そこの人、ぷっとかしないで)的に、幕をおろし、
クリア後は、満足感といいますか、心地良さを味わえる感じでした。
さて、本作品”加奈~いもうと~”(リメイク)ですが、
ぶっちゃけまして、涙だけでなく、鼻水も出そうになるぐらい、やはり相当泣かされました。
CV、イベント絵や新しい演出の追加などもありましたが、
1999年当時プレイしていた時と同様なインパクトを、
‥‥病気と闘い、けれど報われることの少ない、加奈や須摩子さん、
各エピローグで号泣させられ、終わった後で、何か優しい気持ちになれますし、
クリア後に、オープニング曲を聴くだけで、目がうるっとなってしまう、
そんな感じを本作品でも、味わうことが出来ました。
むしろ、唯一、加奈が生き残るルートは、すでに涙が枯れ果てているゆえに………
”ONE ~輝く季節へ~”が、紆余曲折ありながらも最後は”幸せな結末”をむかえるのに対し、
”加奈~いもうと~”は、逃れられない、避けることの出来ない”悲しい結末”というところに、
”ONE ~輝く季節へ~”は、『感動ゲー』であり、
”加奈~いもうと~”は、『泣きゲー』である、
と、まとめようと思ったのですが、
そもそも『感動ゲー』という言葉自体がマイナーで?、ウィキペディアにも登録されておらず、
むしろ、『泣きゲー』に含まれているような印象、あれっ?
要は、『感動ゲー』と『泣きゲー』は、似て非なるものと、説明したかったのですが、
すみません、上手に纏められませんでした。
記憶に残ります、泣ける要素が強い名作品・良作品を、もう少しあげてみますと、
1995年
EVE burst error
同級生2 主に杉本桜子
1996年
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
1998年
季節を抱きしめて
など、もちろん上記4作品以外にも、泣ける要素が強い作品が多数あることと思いますが、
ウィキペディアの”泣きゲー”、『泣きゲーと呼ばれる主な作品』には、
これら4作品がありません。
むしろ、えっこれ泣きゲー!?と、首をひねりたくなるような、
2006年の某作品や、2009年の某作品が泣きゲーとして見受けられますが、
《 自主規制 》
その、そもそも、フリーの百科事典ですしね。
1+1=2 のように、ほぼ間違いない明確な答えがある事象に対し、
”感動”も”泣き”の基準も、100人いれば100通りの答えがあるわけで、
その見解は、至極当然様々であるが故、
難しくも有り、面白くも有るわけです。
如何せん、せっかく時間をかけてゲームをするのでしたら、
泣きゲーで、泣いて、
感動ゲーで、感動して、
○○ゲーで、○いて、
と、楽しんだ方が、やっぱり得ですよね。
その泣きゲーのカテゴリ、
自身の中では、やはり、
泣きゲーの”元祖”といいますと、名作品”加奈~いもうと~”は、不動です。
長文ネタ、
御一読の程、
有り難う御座いました。