「麦わら帽子は冬に買え」の格言にあるごとく、『キャスティング』そして『OP曲』と、先見の明あるプロデュースもやや時代を先取りしすぎ、そして時代に逆行したゲームシステム・バランスで、トレンドフォローの波に乗れず、朧ろげ幽か物寂しく人目につかぬ残念な結果となってしまった作品。
OP曲は、南條愛乃さんの魅せるボーカル、
ヒロイン絵、物語の雰囲気と『OPムービー』の感じでは、中々のクオリティですが、
本編では、それが活かされていません。
兎にも角にも悪い意味でヤバめなゲームシステムに、とにかくガッカリ。
もっとも、幾度かの修正パッチで良くなっているようですが、
後手後手の対策では‥‥‥。
物語、絵もそれなりで、
佐藤しずくさんをメインに、いずれのCVも、
魅力または好演技のキャスティングにて、ポジティブ材料。
とりわけ、その佐藤しずくさん関連が、一段高二段高で見直し再評価されるであろうのは、
本年2月末あるいは3月末以降(?)で、
本作品発売の1月では、OP曲ともども先見の明あるプロデュースも、
セールス的に、残念な結果となってしまったのは、実にもったいなかったのかな、と。
大幅な発売延期の挙句、1月末に発売したのならば、
むしろ、さらに2ヶ月程延期して、バグ軽減『システム改良・強化』の実施、
その頃には、メインキャスト的にも、関心・注目度が高まって、違う結果・結末が、、、
もっとも、「 た ら 、 れ ば 」を語ってみたところで、
あまり意味をなさないとは思うのですが、
何と申しますか、本作品、良作品になれる素材は充分あったはずなのですが、
ゲームのあらゆるシステム面、バランスで、
もったいなさすぎるなぁ、というのが、正直な感想でした。
長文感想御一読の程、
有り難うございました。