キャラの魅力は総じて高く、テキストも結構面白く、全体的なボリュームはかなり多い部類、ってミカゲはミカゲは説明してみたり。 けれども、まだ最終的に未完成といわれても致し方ない状態だから、本来なら発売されちゃいけないはずだったんだけど、ってミカゲはミカゲはため息をついてみる
∀ 9982号
『全体的なボリュームはかなり多い部類』なのに、
『まだ最終的に未完成といわれても致し方ない状態』とは。
プレイ時間 約１８時間
クリアヒロイン ２人 奄美みかげ→相羽朋乃
※ 朋乃ルートは、みかげルート中よりロードでプレイ。（時短の為）
ファーストプレイで、
みかげルートクリアまで、およそ１３～１４時間ぐらい。
クリア後にＨシーン回想枠をみても、当然（正常に）、３つしか埋まらず、
残り『２３』枠もあるのに驚かされる。（＝全部で２６シーン、多い部類）
朋乃ルートクリアが５時間弱ぐらい。
クリア後にＨシーン回想枠をみても、やはり（正常に）、３つしか埋まらず、
残り『２０』枠もあるのに驚かされる。
「未完成」といわれている？、２ヒロインクリア、
約１８時間プレイしても、
シーン回想枠が、四分の一しか埋まらない。
「未完成ではない」残り４ヒロイン＋おまけルートのボリュームは、
さて如何に？
∴ 全体的なボリュームはかなり多い部類
しかしながら、
渦中の朋乃ルートをクリアした直後のまさに今の感想は、
言われているほどではないにしても、
やはり、最後に、描写・説明不足、展開急の面でマイナス要因。
∴ まだ最終的に未完成といわれても致し方ない状態
∀ 10032号
とある問題のみかげルート＆朋乃ルートをちょっと検証（！！ネタバレ特注意！！）
みかげルート
面白かったです。
『秋桜の空に』の主人公とすずねえのように、軽快なボケと突っ込みのごとく、
主人公とみかげ姉のテンポ良い掛け合い（主に朝、起こしにくるシーン）、
テキストも笑いのツボを押さえており、楽しめました。
起・承・転・結も、しっかりとしており、
トラブル、困難、問題を見事に解決し、
エンディング曲が流れ、
後味良く、爽やかに、
終われるはずでした。
エンディング後に紡がれる、トゥルーシナリオ？は、
物語伏線回収上の必要悪かもしれませんが、
それにしても、タイミングが悪く、
『起・承・転・結』と綺麗に纏まった後で、再び、
転・結とは、驚かされました。
良い意味でも、そうでない意味でも。
そのトゥルーシナリオ？の解釈によっては、
本作品の世界そのものが、アス○ク○インのごとく、
１度世界が終わってしまった（＝主人公とみかげは、幼少時迷子で死亡？）
とも受け取れる真実は、あやふやで、
軽快なラブコメで締めると思いきや、この結末は、
ちょっとわかりにくかった、かと。
そういえば、秋桜の空にも、ラストは急展開でしたね。
朋乃ルート
良かったです。最後を除いて。
みかげルートがファンタジー全開、『魔術の世界』とするならば、
朋乃ルートは、『科学の世界』。
ＡＩが止まらなくなりそうな、人工知能・とものんを登場させての物語進行は、
面白く、とものんのボケと突っ込みにも楽しませてもらいました。
物語の核は、朋乃の特殊能力と、それに纏わる組織との攻防が、
あったようですが、描写・説明が不足（莫大な負債の理由・母親の死など）しており、
かなり、わかりにくかったかと。
結末は、ハッピーエンドではなく、後味のよろしくない終わり方は、今ひとつ。
今の朋乃よりも、セカンドスクール時の屋上・制服の方が、いえ何でもありません。
∀ ラストオーダー
お纏め。
勿体ないです。すごく勿体ない。
水準以上の絵、王道的かつ多種多彩なヒロインは、
適材適所をしっかり吟味したCVの起用、好演でキャラの魅力は総じて高いですし、
軽快で心地良い音楽とともに繰り広げられるドタバタラブコメは、
テキストも面白く、かなり楽しめました。
物語、個別ルートのボリュームも多めゆえに、
最後の最後で、一部収拾・纏まりがなされていないのは、残念。
本当に、勿体ない出来だと思いました。
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また、本長文で記述されている感想は、
約18時間プレイ時点で入手可能な情報に基づき、
レビュー判断したものであり、
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そのため、様々な要因の変化により、
プレイヤーによっては、大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おき下さい。
長文ネタ、
御一読の程、
ありがとうございました。