「ハッピー・バースデー!」 サンタとトナカイ、しろくま町のあたたかい出会い、想い、そして奇跡。 ちょっとだけ厳しくも、けれど優しく描かれた御伽噺『それは、幸せを巡る物語。』 それはそうと、
本作品、サンタとトナカイ、クリスマスという事で、
「冬ゲー」のカテゴリに分類されていますが、
「秋ゲー」という見解も、あるのではないでしょうか?
というのも、一般的な「冬」といいますと、
『社会通念・気象学では12月・1月・2月。
次第に寒くなり、やがて野外で霜や雪など氷に関わる現象が見られるのが冬である。』
物語プロローグは、クリスマスからスタート
↓
本編は、翌年の秋から始まり、主人公とヒロインの成長過程がじっくりと描かれる
↓
クリスマスでEND
全ヒロインフルコンプまで約40時間を要しましたが、
上記の『翌年の秋から始まり、主人公とヒロインの成長過程がじっくりと描かれる』、
初雪が降り出す前までの、「秋」シーンで、およそ25時間超で、
クリスマス直前~クリスマス本番の「冬」シーンで、およそ12時間超、
物語の舞台としては、「秋」シーズンのイベント・出来事が圧倒していました。
もっとも、キーワードが『サンタとトナカイ、クリスマス』ですし、
クリスマスの成功が、主たる目標なワケですから、
やはり「冬ゲー」のカテゴリに分類は、正解なのですが、
「秋」シーンで、およそ25時間超、主人公とヒロインの成長過程が描かれますので、
春日進さんばりに、長々と書きましたが、
要するに、
本作品をプレイするならば、むしろ冬の前の「秋」が、お薦めでしょうか?
と、人車も真っ青になりましたところで、以下、本題です。
ヒロイン個別評価 (クリア順)
鰐口きらら CV 榊るな
事前予想 80点
ある意味、正統派ヒロインの位置付けでありながらも、
メイン4人の中で、唯一サンタさんでないヒロインポジションを活かし、
一般人からサンタへとジョブスキルチェンジの過程を‥‥‥
結果 80~90点
人車がすべてでした。
何故か、きららルートは、人車とクレージーキャ○ツが大変印象に残りました。
とまあ、しろくまジョークは、ほどほどにしまして、
CVとキャラの合致で、魅力高いヒロイン・きららは、
サンタになれる素養を持ちながらも、
恋人・冬馬とは別路線の、当初の夢・地方公務員を貫いたのは、
意外に思うところもありましたが、これはこれで、なるほどと納得。
サンタチームは空気でしたし、
クリスマス当日夜の奇跡は、力技でしたが、
話の纏め方は、なかなか。
しろくまグランドエンディグとして、お見事でした。
柊ノ木硯 CV 七原ことみ
事前予想 90点
大手玩具メーカーを経営するひとり娘という、筋金入りのお嬢様サンタゆえ、
そっち方面
(大手玩具メーカー経営のリアル(現実性)VSサンタのファンタジー(御伽噺))のような
ストーリー‥‥‥
結果 90点
(現実性)VS(御伽噺)の、お話どころか、
「雪女」ときましたか。
っと、それはそうと、
例え、雪女だとしても、お嬢様だとしても、
主人公の妹の加々見綾だとしても、
学園の通販さんだとしても、
プリンセス・アルエだとしても、
天真爛漫、天衣無縫な、ゆのはだとしても、
CV七原ことみさんって、本当に良いですよね。
黙って私のムコになろう!と思います、2011年冬の新作が、発売されましたら。
とまあ、ベルスターズジョークは、さておきしまして、
CV魅力激高×黒髪ロング×キャラ設定も万全×絵も好仕上り×模型作り、
にて、最初から、最後まで、最高のヒロインでした。(ポジトーク含む)
物語も、サンタさんがありなら、雪女もありですし、
細かい事を気にしちゃダメです、きっと。
月守りりか CV 有栖川みや美
事前予想 60~70点
理由はともかく、直前でのCV変更は、Nega0、ネガティブゼロ、もといマイナス材料。
苦戦必至‥‥‥
結果 90点
小生意気なヒロインでウザくなりそうでならず(魅力下落しそうで、踏みとどまり)、
我侭で嫌味なヒロインでウザくなりそうでならず(魅力下落しそうで、踏みとどまり)、
りりかルートで、ヒロインの部屋に入って、
懐かしのゲーム機、スーパーカセットビジョンやらアタリやら、
レトロゲームの、は、な、、し、、、を、、、(魅力一気に上振れ、特買い気配)
なるほどサンタさん、様々なおもちゃをイブに配るわけですから、
サンタさん自身もおもちゃ好き、→ レトロなシューティング好きですか、
いや、参りました。 面白すぎです、このヒロイン。
PC88とかもう、進さんばりに、それはそうと、
って書こうにも書ききれない、○○○ですよね。
さらに、このりりか嬢、
かなりだいぶそれなりに”あのシーン”が充実していてますよねぇ‥‥‥
ネガティブどころか、特大のポジティブサプライズにて、
良い意味で、参りました。
星名ななみ CV 羽鳥空
事前予想 80点
本作品、最初にクリアしたのは、きららでしたが、
そのきららルート中に思ったことは、
ヒロイン・星名ななみって、空気読めないっていうか天然も度が過ぎて、頭が少し弱‥‥‥
結果 80~90点
いやー、ななみには何か癒されますね。
おっとりで、マイペース、魅力も堅実。
それはそうと、
羽鳥空さんって、上昇気配ですよね、後継(レッドキングにより削除されました)
お纏め
ネガティブ要素
・日にち、時間の経過が判りづらい
とある、ななみルートで、午前4時の文章の後に、
画面が一瞬切り替わって、午前2時の文章って、
えっ、ってなるシーンがありましたのは、
時間の若干の経過で場面が変わっただけなのか、
そもそも日にちが変わったのか、わかりづらいシーンが結構ありました。
・ななみの部屋は、朝も、昼も、夜も、深夜も、早朝も、明るすぎて、つらい
ななみの部屋も、可愛らしくて宜しいのですが、
LEDだか、ハイテクの蛍光灯で照らしているのか存じませんが、
部屋があまりにも明るすぎて、昼なのか夜なのか、わかりにくすぎてつらい面も。
・ゲームを正常にプレイするにアタリ、PC高スペックを要求
古めのXPでは、動画ががが。
ポジティブ要素
・丁寧に描かれた魅力抜群の絵の良さを活かす適材適所のCV、キャラ設定も万全
メイン4ヒロインいずれも、ハズレなしのまさにアタリでした。
・脇役が、でしゃばらず、しっかりとメインヒロインをさぽーと
脇役は脇役の仕事をきちんとこなしていたところは、もっと評価されても良いところでは。
・当然必然音楽の良さ
OP、挿入曲、グランドエンド曲『Winter Bells♪合唱バージョン』と、何れもベストでした。
・物語も、これは良い御伽噺
何かとその、色々と厳しいご時世ですので、
『しろくまベルスターズ♪』のように、ファンタジーと割り切りまして、
サンタとトナカイ、しろくま町のあたたかい出会い、想い、そして奇跡。
ちょっとだけ厳しくも、けれど優しく描かれた御伽噺『それは、幸せを巡る物語。』
すごく丁寧な作品という印象を持ちました。
ななみルート後半では、
もうすぐ本作品をフルコンプ・終了してしまうと考えますと、
何か寂しくなるかも、と、ふと思えるぐらいに、優しく暖かな御伽噺を、
じっくりと納得のいきますボリュームと、様々な演出を持ちまして、
とても楽しむことが出来ました。
「ハッピー・ホリデーズ!」
長文感想、御一読の程、
有り難う御座いました。