ふと思い出される、葉っぱやエルフ風味の古き良き懐かしのノベルアドベンチャー、シナリオはマーベラスをちょい交ぜつつも、ベッタな王道をなぞり、小じっかり。 特徴ある絵の良さで、多彩なキャラには魅力備わる。 システム面も堅実、音楽もまずまず、全体的には『意外に善戦』。
事前に体験版もなく、
マスターアップ告知も遅く、
仕上り面でやや不安残すといった発売前状況。
同日(1128)発売のソフト、自身、久方ぶりに「複数」作品購入も、
まず最初に、プレイしたのは、
「不透明な要素多く見極めが必要そうな」危なっかしい、本作品から。
物語のはじまり、
出だし『スタートダッシュ』は、当然、重要なファクター。
同日発売作品で一例を挙げれば、
開始後、主人公が、
さかはり 幼馴染「ヒロイン」にケツバットされる → 長い回想シーンへ
ちぇいすと 「ヒロイン」とのアダルトシーン → 幼馴染「ヒロイン」に起こされる
そういう「いわゆるお決まりの」スタートシーンがスタンダードな中、
マーベラスをちょい交ぜする、本作品は、
昔の夢を見ている(回想シーン) → 「親父」に起こされる
のっけから、定番の「ヒロイン」に起こされる、のではなく、
ナチュラルに「親父」に起こされる物語の始まり。
(しかも、以後、また「親父」に起こされる朝の始まりが。)
‥‥‥えーっと、これ、あれっ??
と、まあ、ちょいと小粋なギャグ(なんですかこれ?)を多分に含んだシナリオ、
正直、どうなることか始めは不安だったものの、
以後は、
『じれったくも甘い、ジュブナイルストーリー』の看板どおり、
イメージ的には、
良い意味で、前世紀の葉っぱやエルフ風味の古き良き懐かしのノベルアドベンチャーを展開、
物語・ヒロインとの絡みも、本当、ベッタな王道をなぞりつつも、
纏めるべきところは、手堅く纏める、流れ。
CVも適材適所、
特徴ある絵の良さを活かし、多彩なキャラには魅力十分、と、
本作品をプレイしていて、
何とはなしに、昔の名作、○○とか、△△△△△△△△(いずれも自主規制)が、
ふと思い出されつつ、
多数のヒロインで、意外にも小じっかりと楽しめた、そんな印象。
メッセージ自動送り&既読スキップ多用にて、
フルコンプまで、約20時間弱のやや短めのボリュームも、
CGは、重ね満足出来るデキ。
古めかしく、ノスタルジック、
「いま風」ではなく、いにしえの『雰囲気』が合えば、まずまずの良作品かと思います。
長文ネタ、
御一読の程、
ありがとう御座いました。