全体的に微妙。
色々と不満な点が多かった。
というか、満足した部分なんてほとんど無かった。
せいぜい美沙が飄々とした性格のエロいキャラで良かったって点くらいか。
でもその美沙も個別ルートみたいなものは無いし、
プレイして残ったのは消化不良感しかありませんでした。
まず何より、1番の不満点は正妻ポジの汐理がただの馬鹿だっていうこと。
自分の彼氏が他の女の子を抱いている事に対して、
もっと内面で込み上げてくるものがあるはずなのに、それが無いから話に説得力が感じられない。
しかも最初から最後まで気弱キャラなので、半泣きになって後悔しているイメージしかわかない。
愛すべき変態ではなく、ただの馬鹿でしかなかったのはとても残念。
しかもこの彼女がメインで1番シーン数が多いので、そりゃ微妙な評価にもなるよねという感じです。
あとはえちぃシーン的にも、大体どのシーンでも前戯→本番という流れになるけど
前戯において射精しないシーンが多めです。
手でしたり口でしたりするけど、寸止めで終わっちゃう場面が多いので
人によっては不満を感じるでしょう、私みたいに。
こういうシーンが多いのは多分、
他の女の子を抱いた直後に彼女を抱くという流れになっているので
射精回数を考慮してじゃないでしょうか。
しかもその彼女のシーンも大体が
さっきまで他の女の子にしていたことを私にもして、っていうシーンしか無いし
その上さっきまでのシーンを上回るエロさを醸し出しているわけでもないので
本当に微妙に感じます。
ああ、ここでも彼女が足を引っ張っている…。
あとはシナリオ面で見ても、ライターの創意工夫なんてまるで感じられない。
主人公は他の女の子を抱く事に対して、最初こそ抵抗を感じるが
彼女である汐理がそれを望んでいるなら、と受け入れていく。
汐理は主人公が他の女の子を抱いても、興奮出来るし自分が1番ならいいやというスタンス。
他の女の子役である美沙とゆりかは、最初から最後までセフレ枠で満足だと表明。
んで最後は、このまま4人で仲良くしていこーね☆という終わり方。
主人公が他の女の子に心動かされたり、彼女が嫉妬したり、
他の女の子役が彼氏を寝取ろうとしたりなど、
そんな発展性は一切無いスィーツ脳な展開しかありません。
美沙あたりはなんであんな行動してるのかとか、もっと掘り下げられたと思うんだけど
そういった部分もまるで描かれておらず。
丸投げっていうレベルじゃねーぞ…。
ここでも彼女の馬鹿っぽさを感じてしまう…。
というわけで、総評としては彼女である汐理が気に食わん。
ってのが大きいけど、それを抜きにしてもやっぱり微妙じゃないでしょうか。
内容的に背徳感や淫靡な雰囲気が大事なはずなのにそれを表現できておらず、
他の女の子→彼女という流れ作業に感じられてしまいました。
シチュエーション的にはゴムを使ったり生でしたり、拘束して目隠ししたりと
よさげなのはあったんですが尺が少し短めだったりで…うーん。
ちなみにシーン総数は43
内訳は
汐理:18
美沙:10
ゆりか:10
汐理＆美沙:1
汐理＆ゆりか:2
4P:1
単体を相手にするシーンが多かったのも微妙な要因だったのかなぁ。