エロゲーにE-moteを入れて動かしたら新時代の幕開けを見た。
頬を染めながら俯く。
上目遣いにこちらを見上げる。
小首をかしげながら微笑みかけてくる。
…こんな事をされたら惚れてまうやろ！気をつけなはれや！
というわけで、やっぱり破壊力が段違いですね。
私は当初、PVなどでE-moteを見たときは
「動くって言ってもやっぱエロゲーレベルだな」と、効果については懐疑的でしたが
いざ実際にプレイして見ると印象はだいぶ変わってしまいました。
その一番の要因は、表情の変化が活き活きしている、というのが大きいように思います。
日常会話の中で、相手からの呼びかけに対して
考え込んでみたり、困惑してみたり、照れてみたり。
ゲームの中にそのキャラクターが存在しているというのを
直接的に目で感じられるので、よりキャラクターの個性という物を強力に感じる事が出来ました。
E-moteについては、非常に満足のいく出来でした。
しかしそれ以外の面、
特にシナリオ面でこのゲームを見ると、個人的には少し物足りない内容でした。
物語の終盤近くまでは、卑怯だよなーと思いつつもなかなか感動的な場面も用意されており
十分に楽しむ事が出来たのですが、いざ終盤になって来ると…
そうなっちゃったかーと残念な気持ちでいっぱいになりました。
E-moteのおかげもあり、一層魅力的に描かれているキャラクター達と、
魔女の庭という独特の世界観、更には個別エンディングテーマソングを用意するなど
かなり力の入った作品であっただけに勿体無い。
全体的な感想としては、やはりE-moteゲーという感じでした。
可愛いキャラが可愛い動きをしてくれるのを楽しむ、という分には満足出来る内容でしょう。
シナリオについても、個人的には終わりでちょっとと感じはしましたが
そこまではなかなかの出来なので買って損したという事は無いと思います。
これでCGも動き出せばエロゲーは更なる高みへ至る、そう思わせてくれるようなゲームでした。
最後に、↓の方にネタバレちっくな感想。
言いつけを破って行動するような子にも「苦しむ事になる」なんてわざわざ忠告してくれたり、
相手の思惑をわかった上でわざと負けてくれたり、
人の童貞具合まで逐一気にしてくれる蒔絵さんマジ天使。