シナリオさん目当てでなければ満足できる。
ハードボイルド!って言うのとはちょっと違うかな。
ヴェドな世界を期待してプレイすると肩すかし喰らうと思います。
女ガンマン、主人公=ヒロイン、1本ルート、萌え無し。
ストーリーの展開はさすがにスゴイです。
面白くて一気にラストまで読ませます。
いろいろ凝っていて話しているキャラの下にテキストを表示したり、
殺戮シーンのマウス押しっぱなしなどは気持ちイイです。
シナリオはいつもの雰囲気で創れば間違いなく虚淵玄ワールド全開と思われるのに
今回は大衆娯楽作品に仕上がってます。
痛快マカロニウエスタン!って感じで後味もすっきりで気持ちの良いエンド。
陰々鬱々としたトコを見せることなく描かれています。
仲間なんかビシバシ死にます。
それが違和感なく納得できる世界観で、読ませ方のうまさなんでしょう。
ただ、西部劇の世界に必須の1:1決闘シーンでの
ピリピリ感がもっともっと欲しかったです。
また、その後起きるであろうこの世界の大事にも少し決着がほしかった。
この手の映画などでは、主人公はたいてい死んじゃうので、無くてもいいのかな。
萌え世界の合間にプレイすると新鮮でイイと思います。