羽海の為にフルプライス払えますか?
はい→間違い
いいえ→間違い
もっと払わせてくださいお願いします、でないと死んでしまいます→大変よくできました
こんな感じのゲームです
前作にあまり馴染めずにいいイメージは無かったのですが、戯画のキスアトはmarui原画がサブキャラだけだったのでこちらに手を出しました
僕は羽海ルートしかプレイしていません、他キャラを攻略する予定も特にありません
日焼けパッチのみありで他アペンドは持ってません
画面内の女の子に恋をする擬似恋愛モノとして非常に優れていたと思いました、段階、手順の細かい描写は随一ではないでしょうか
話はリゾートアイランドという非日常な舞台で進行していくのですが、まず初めに日常の場面での大学生としての主人公と大学生としての羽海の紹介があります、そしてしばらくするとバイト先として本作の舞台が登場します
この導入部分は人物と舞台の紹介が切り分けられており、まずプレイヤーは純粋にヒロインにだけ興味を持つ事に専念でき、次にヒロインに興味を持ったら舞台が変わり話が始まるといった風に物語に入りやすく出来ており構成の妙を感じました
ストーリー自体は主人公も羽海も人間関係初心者マークという設定だった為、はたから見ると君たちは何をそんな事で悩んでいるんだいなんて聞きたくなる様なもので
大学生としてはちょっと幼い印象でしたが、なんというかそれを見守るのが好ましくもありました
しかしながら同時にその描写自体がプレイヤー=主人公としての視点から乖離する原因となっていて、この点だけが擬似恋愛モノとしての羽海ルートでの唯一にして最大の弱点となっていました
ただし、羽海は非常に可愛らしく描写されており下手にプレイヤー=主人公の構図を成立させていたらもう現実世界に戻ってこれない可能性もありました
なかなかさじ加減がむずかしい所だと思います
H関係は
基本CGが12枚、シーンは6個(他キャラは知りません)
ピロートークのCGが2枚あり、1枚は裸で横に並んだ姿、もう1枚は裸で上にかぶさっている密着感の高い非常に良質なものです、抱き枕の中身の購入を真剣に悩む程です
エロゲーでは、Hシーンが主でストーリーが従になっている展開が所謂萌えゲー含めてよく見受けられます
しかしこのゲームでは二人ともラブラブカップルなのですが、そこまでのバカップル的な要素は無く周りへの配慮をしっかりしている部分等も好感が持てる作りとなっていて
そのお陰もあり、どこもかしこもHに繋がるという訳ではなく、会話の中で盛り上がった場面でのみHシーンに発展します
あくまでストーリー的なお付き合いの中の結果としてHをするのであって、Hの為にストーリーが展開するといった風な不自然に感じられる部分がありませんでした
特に初Hシーンは、僕が”あ、だめだ、この羽海可愛すぎるわ、押し倒したい”とちょうど思った場面だった為にシンクロから来る感動でちんちんから涙が出そうでした、また全体的に射精も乱発では無く一発一発を大事に描写している印象でこれも好感触でした
エロゲーとこんなにも一体感を得られる日が来るとは思ってもいませんでした、これも僕が日々鍛錬した結果でしょう
終幕部分も安易に結婚シーンまで飛ばすのではなく、非日常から戻り二人でスタートする新しい日常の描写をする程度に留まっており
非日常で急激にくっついたカップルの場合は醒めるのも早いなどどプレイヤー側が余計な心配をしたりしますが
本作の歩みのゆっくりした二人なら今後も大丈夫だろうと安心した気持ちで物語を去る事が出来ました
上でも挙げましたが、プレイヤー=主人公の形からは外れている為、本来の擬似恋愛モノとは若干ニュアンスが違う様な印象もありましたし
実際僕の感想も主観なのか神の視点なのかどっちつかずのものになってしまっている感は否めませんが、それでも今までプレイしたゲームの中でこれ程のヒロイン性、付き合い方、Hの仕方の現実感を持った作品もぱっと思い浮かばない位の出来のよさでした
個人的にはラブリケーション2として期待していたものが本作の羽海ルートだったような感じです
むしろ主人公の臭いを消しプレイヤーと主人公を近づけて、ラテリxケーションとか出して下さいお願いします
ただ、この先似たコンセプトのゲーム作ったとしても羽海と比較され続けていくのだろうなという想像も易く、そう考えると製作は難しいでしょうね
悪い点としては
他のヒロインルートの必要性が全く感じられない事
羽海の水着Hがアペンド系でしか存在しない事