これぞ姉弟の愛の物語
シナリオ、グラフィック、声優、演出、BGMと全てにおいて同人ゲーム最高クラス。
前作がよかったので迷わず購入しました。
記述したい項目を細かく書かせていただきます。
・シナリオ
シナリオが一番語るところが多いのではないでしょうか。
まず、前作以上によかったです。
天姫あめ氏が前作も監修を行っていたのでしょう。
天姫あめ氏はキャラ同士の掛け合いが非常にうまいですね。
日常シーンではおおいに笑わせていただきました。
また、独特のテンポのよいテキストは今回も堪能でき、さくさくと読めます。
シナリオ構成は、主に二部構成。圭ルートと音羽ルート。
ただし、音羽ルートは圭ルートエンディング後に開放されますので、実質1本道です。
圭ルートは前作の延長戦。
最初から恋人同士ですので、甘さが倍加されております。バカップルです。
音羽ルートが今回の作品のキモでしょうか。
圭ルートとはうって変わりシリアスになります。
しかしながら、個人的にはこちらが本編かとさえ思うほどの素晴らしい出来でした。
圭ルートで散りばめられていた伏線を回収しながら、ストーリーが進んでいきます。
互いに尊重しあう姉弟だからこそ生まれる言えなかった言葉や感情。期待、嫉妬、葛藤、劣等感。
それらの問題は全て姉弟の繋がりがそもそもの原因なのだが、結局はその原因である姉弟の絆の強さで乗り越えていこう、互いに支えあって。
そんな「姉弟の大切さ」というものを訴えかけていました。
全編を通した後の、音羽エンディングシーンのタイトルを見た時の鳥肌は味わうことをオススメします。あれまで伏線だったのですね。
また、特筆すべきはエッチシーンに必ずといっていいほどキス描写があることですね。
ラブラブさをよく表現できておりました。
・グラフィック
可愛らしい絵柄と卑猥さ。
真逆であるにも関わらず、それを共存させて描けるすめらぎ琥珀氏は凄いと思います。
また、塗りも美麗かつ繊細で画をより活かしております。
すめらぎ琥珀氏はエロ系が得意な方ですが、こういったジャンルにもどんどん挑戦してもらいたいです。
・声優
お二人とも大変うまいです。
このお二人の演技あってこその、掛け合いだったかと思います。
・総評
全体的にきれいにまとまっておりました。
作品の中身のレベルは相当高く、下手な市販メーカー以上です。
可能ならば、天姫あめ氏とすめらぎ琥珀氏でのフルパッケージ作品をプレイしてみたいです。
ただ、途中である剣道だけが微妙でした。
折角の天姫あめ氏のテンポのよいテキストが寸断されているよう思えました。
そこだけがマイナス点です。
低価格同人ゲームだと敬遠されている方も、是非とも一度プレイしていただきたい。