さりげなく大阪府(北河内・京阪沿線)が舞台
舞台のモデルは大阪府寝屋川市及び門真市であり、京阪沿線の地名・駅名がさりげなく効果的に使われているので、土地勘のある人ならにやりと出来るだろう。(後述)
シナリオは不思議の国のアリスをモチーフにした抜きゲー系いちゃラブもの。ハーレムとみせかけて、実はそうとも言い難い設定はベタながら流石というべきか。もっとも、ブロッサム作品としては唯一市川環(現・市川珠輝)が完全にノータッチであるので毛並みが他の作品と異なり、メインヒロインの深織以外の設定が荒くなるのは致し方なきところか。
主人公とヒロインの姓、そして縁結びの神様はそれぞれ牧野・橋本・クスハとなっており、そのまま京阪本線で牧野駅・樟葉駅・橋本駅の並びとなっている。真ん中を仲立ちとして両端が出会う物語といった設定は地元愛に溢れているといえる。また、作中に登場するバス停は現在では廃止されたようだが、作品発表当時は実在のそれをもじることなくアナウンスしていた。(私の記憶違いの可能性はある。要検証)