結構楽しめた
誤字は結構多い。
シナリオは、意外性や緊張感のある展開で結構楽しめた。
序盤、主人公が記憶喪失に陥ってから一息つける状態になるまでの展開がちょっと強引かな。もうちょい戸惑いを入れてくれた方が良かったかな。
あと、終盤の沖田・マザー・ユリアヌスの呆気無さも気になった。
正ヒロイン?の雫の魅力が弱い。実は敵だったミーナも、騙されてる間は良いサポーターってイメージだった。戦力で期待出来なくても、記憶喪失で混乱している主人公の精神的な支えになってた。舞は有能なエージェントとして出番も活躍も多い。対して、雫は基本的にただ守られるだけ。まぁ、一応成長はするんだけど、お荷物だった期間が長過ぎてそのイメージが染み付いてしまった。戦闘の多い本作で全く戦えない存在っていうのは結構致命的。見た目や声は好きなんだけどなぁ・・・。
マザーがどうやってBABELを作り上げるに至ったか。動機は説明されるが、経緯は全くの説明不足(というか、無かったか)。プロジェクト名は忘れたけど、優秀な子供を集め育てて優秀な人材を作り出すっていうのがあり、それはフリーメイソンらが主導で行ったらしいと描写されている。で、7賢人はそのプロジェクトの被験者。どうやって引き抜いた(連れ出した?)のか。そもそも、どうやってプロジェクトの存在を知ったのか。また、組織を立ち上げるにも活動するにも相当の資金が必要になる。それをどこから調達したのか。
マザーも、過去に殺されかけるまでは親が政治家ってだけの一般人だった。それが、どうやってたった数年でBABELを作り上げられたのか。復讐心で頑張りました、で済むレベルじゃない。
希望を言えば、1本道ではなく美奈・舞・雫・シャーロットの4人の√があって、それぞれ違った展開で問題を解決していくってのが良かった。