ライトユーザー向けの遊び方 (詳しくは長文で。ほぼネタバレなし)
他のレビューでも散々言われていますが、シナリオは基本1本道で、
各ヒロインを攻略するにも周回プレイ必須というめんどくさい使用なのですが、
ヒロインとの個別シナリオはエピローグ含めて全て回想からみれるので、
1週してしまった後は、コンプ済みのセーブデータを当てればOKです。
と、ライトユーザー向けの遊び方もあるような気がします。
というかぶっちゃけ、1週目終了時に「回想を全て開放しますか?」の選択肢つけておけば良かったんじゃないかなと思っています。
SRPG目当てで周回する人はどちらにせよすると思うので。
作品内容については、シナリオが薄い、掘り下げが浅い、と言われていますが、
私がプレイした感想では、そもそも濃いシナリオ前提の作品ではなく、
1クールのアニメを見るようなあっさりと楽しめる、ライトユーザー向けの作品を目指したんじゃないかという印象です。
構成はもとより、CGの塗りもアニメを意識した感じでしたし。
個人的には、2クール分くらしのシナリオで、本編後の、ライン山脈?踏破編とかもやりたかったです。続編希望です。
そういう意味では、キャラの掛け合いも楽しめましたし、シナリオも戦隊物的な王道的展開で面白いと思います。
マリ個別の「天帝」とか爆笑しました。
ただ、ライトユーザー向けと考えても、面倒な周回必須だったりして、ややコンセプトがちぐはぐな嫌いもあります。
また、アリスソフトというと濃いSLGとかRPGのエロゲメーカーらしく、
(私は大帝国しかしたことないので詳しくないというか、大帝国も速攻でギブアップした口です。)
新規にそういうユーザーを狙うなら、わざわざナンバリングタイトルにする必要もなかった気がしなくもないですが、
ファンタジー世界の世界観設定って結構、大変なのですよ。
すでに自社で出来合いのものがあるなら、使ったほうが楽というのが実状じゃないかなと思っています。
この先、アリスソフトが過去の濃いゲームか、それとも本作のような軽いゲームかどちらを目指すのかわかりませんが、
個人的には、本作も十分に楽しめたので、後者のほうが良いかなと思います。
おにぎりくんの乳カットインCGは最高でした。あのツンと尖っているのに、ぷっくりとした乳首はほんとに弄りたくなりますね。
評価がやや厳しい印象ですが、SRPGとしては「神採り」、
エロ方面では「超昂閃忍ハルカ」あたりと比較されてしまうので、仕方ないのかもしれません。
実際、私もエロ方面では「超昂閃忍ハルカ」並みのを期待していたので、ちょっと期待はずれでした。
フルプライスで28シーンと数も少なくないですし、シーン1つ1つもマニアックで良い感じなのですが、
差分はあるもののCGの割り当てが1枚か2枚しかないのと、尺もちょっと短いんですよね。
1シーンごとに本番2,3回で、前戯、本番でCGも2、3枚あると満足できるのですが、残念です。
せっかくファンタジー世界なのですから、陵辱シーンでなくても、
エッチなスライムとか触手とかファンタジーものならではのエロシーンもふんだんに盛って欲しかったです。
シャーリーみたいなツンと澄ました娘が、ドMだったりするのは、本当にツボです。
とういうか本作のヒロインは全部ツボでした。
ゲーム部分についてですが、周回プレイはやや苦かも知れませんが、1週する分には十分に楽しめると思います。
なので、周回が面倒なひとはコンプ済みセーブデータ使って個別を見るのがお勧めです。
某エロゲー部的には邪道だそうですが。