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s0meokさんの神咒神威神楽の長文感想

ユーザー
s0meok
ゲーム
神咒神威神楽
ブランド
light
得点
90
参照数
1734

一言コメント

Dies必修は難点だが、信者には関係ない。長文感想ではVFBで触発された妄想を延々と垂れ流します。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

<2012年9月21日に追記>


VFBを読んで、触発された妄想を垂れ流します。
神咒の感想ですらないので、興味ねーよって人は回れ右してください。
ナイーブハートを気遣ってくださるとありがたいです。
病気特有の痛い妄想を爆笑するか、一緒になって燃えてくれる人はぜひお楽しみくださいな。

ここおかしくね?ってのがあれば、やんわりと、
良かったぜって感想なら盛り気味でレス下されば嬉しいかな?




タイトルは「α(アルファ)よりΩ(オメガ)まで」です。(けっこう適当に決めた。)

内容は、dies、パラロス、神咒神威神楽の神座シリーズのスピンオフで
・神座ができるまで
・神咒神威神楽のあと
の2つです。
神咒神威神楽のVFBでいろいろ書いてあったので読んだときから、
それに沿うように?いろいろ妄想をしていました。

以下、独自解釈と言う名の勝手な設定も出てきますが、気にしないでね。
あと繰り返しますが、すべて妄想 です。



まず、神座と神座世界についてですが、
原作では、覇道神格が座に付くことで、「その覇道が流出する」と描写されています。
これが実は、「覇道神格=水源」というナラカによるミスリードであると、設定しました。
神座とは、噴水のようなもので、噴き出す水の、「勢いや形を決める部分」と「その源泉(水源)」はまったく別である。
つまり、覇道神格とはその前者であって後者ではないと考えるわけです。

そこで、ナラカとストライフが生きている世界、まあ適当に第一世界とか呼びましょう。
あるとき、この第一世界が墜ちてしまうのです。(←細かいことは気にしないでね。)
それを器であるナラカが受け止めるのですが、墜ちた衝撃によって、世界は砕け散ってしまい、
そこに新たな命(渇望)をストライフが流し込むのです。
彼の渇望は、「ありとあらゆる願いを叶えたい」というもの。
永遠の刹那になりたい、全てを壊したい、この出会いを永劫繰り返したい、
死にたくない、焼き焦がれるような恋がしたい、、、など数えだしてもきりがない無量大数の願いの集合が彼の渇望なのです。
思春期の万能感よりもさらに幼いある種の変身願望は本来なら成長するとともに霧散するはずのものです。
それがそうならなかったのはとある「呪い」が原因となります。
彼の心臓には爆弾が、脳には時限装置が組み込まれているのです。
人間は心臓の鼓動が十億回に及ぶと死ぬというのが通説ですが、
彼の時限装置はそれを、1000万クロックに刻んでしまいます。
叶えたい願いも、なりたい自分も多すぎる、なのに、時間が足りない。
必死に生きれば生きるほど、鼓動は加速する。
生き急ぐことが、死に急ぐことと同義になる。
目を閉じても、耳を塞いでも、脳裏に映るデジタルな数字が残りのクロックを刻んでいく。
そんな彼だからこそ、神座世界の水源になりうる。

とまあ、こんな感じで神座が出来ます。

ナラカは現役女子○生ギャル、ストライフはチョイ不良系(真面目)とかすると、
なんだこれは携帯小説か、みたいな感じになりますが気にしない。
むしろ、携帯小説をリスペクトするレベルでやったら一周回って面白そうとか考えたりします。

破滅に向かう腐敗した世界で、「なんで真面目に生きられない」と憤り、
初めて人を殺すストライフのシーンとか妄想するとすっごく燃えます。


と、話が脱線しましたが、さてこれで神座と神座世界が出来るわけですが、
この段階で、この世界には、「第1世界からの残留組」と「ストライフを水源にする新人組」の2種類がいるのです。

世界を受け止めたナラカからすると後者はストライフに見えるわけですが、
前者はまったく赤の他人なので、受け付けられない、死んでしまえ、となります。

ここで、結局、後者から生まれた第一天・二元論によって、前者は悪認定され淘汰されてしまうのです。


ここまでが、パラロス以前の世界の妄想になります。

さてさて、ここら間に、パラロス、Dies、神咒神威神楽をはさんで、その後の妄想につながります。

神咒神威神楽では第六天・波旬の討伐後は、第七天・八百万が座に着くのですが、
この治世は「あまりにも上手くやり過ぎた」のです。
第四天・永劫回帰のように増えも減りもしないでもなく、第六天・波旬のようにひたすら滅んでいくわけでもなく、
あくまで正常に、順調に魂が増え続けていく。
ストライフの渇望の一部、彼の分身であり、神座世界という舞台の役者である魂が増え、
そして彼らが一生という舞台を演じるほど、それに触発され、ストライフは加速度的に新たな渇望を生み、
水源として、器であるナラカに水を注いでいくのです。
最初は、永劫回帰、非想天、堕天奈落、輪廻転生の4つだった神格世界も、八百万の神々の世界へ増えていきます。

結果、ナラカは増えすぎた水を受けきれなくなり、座が暴走を始めます。
座が崩れ、八百万の神々の治める世界が1つ、また1つと消えていく。
ここに至って、神咒組はこのままじゃまずいということで、
この座の崩壊を一時的にでも止めることの出来る神格に座を移譲して、第八天が誕生します。
一時的に小康状態に落ち着くのですが、そこでナラカが言うのです。
「死にたくなければ殺し合え、戦争だ」
そして、八百万の神間戦争が始まりましたとさ、となります。

さて当然、神咒組も指をくわえてみているわけではありません。
打倒ナラカを決意するのですが、彼女を守護するストライフは神座世界の全ての魂にとって水源なのです。
そもそも渇望の相性によって神の代変わりをするという常套手段が一切通じない、
というか、神座世界内での渇望によって戦うとか、魂の純度、総量だとか、そういうルールが一切、通じないので
波旬の時より輪をかけて性質が悪い。

となれば、ナラカ・ストライフを打倒できる人物は限られてきます。
そう、第1世界の人間にしか彼らを倒すことは出来ないのです。
しかし、第一天によって残留組は討滅されてしまっています。
まあ当然、ここで生き残りが1人出てくるわけですね。
第一天から第七天まで、ずっと眠り続けていた少年が目を覚ますのです。

この少年は第一世界の人間なので、神座世界の中にあってはナラカによって異物認定されます。
座に直結した第八天は否応なしに、神座の免疫機能として、彼を排除しなくてはならないのです。
このことは座の移譲のとき、そうなるとわかっていたので、
神咒組は彼の後見人として、彼を守る約束をしています。

神間戦争のなか、少年を狙う免疫から逃れ、ナラカに至る道を探るため、神代を渡る一行。
さあ、この先どうなる?



以上、かなり長くなってしまいましたが、勝手に考えた妄想、神座シリーズのスピンオフ
「α(アルファ)よりΩ(オメガ)まで」 のあらすじです。


最初は、神座までと、神咒の後で別々の妄想にしてたのですが、
第一世界の少年って設定を思いついた時に、一緒にしようと決めました。

てか、こいつ誰だよ、みたいな疑問があると思うのですが、
多分、想像つきますよね。
そうです。 ナラカとストライフの子供 です。


ナラカとの関係を隠していた、神咒組に
「僕に母を殺せというのか」
とか
「母さま、どうして父だけなのですか。僕を受け入れてはくれないのですか。
 ならば、どうして、僕を産んだのですか?」
とか、免疫に狙われ続けて少年が言うシーンとかもいいですね。

あと、絶体絶命のシーンで、30歳くらいになった蓮が駆けつけて、
少年の頭に手を置いて髪の毛をクシャっとして、
「親が気に食わないって気持ちはなんとなくわかる」
みたいな台詞を言うシーンとかも、胸が熱くなります。



以上、「α(アルファ)よりΩ(オメガ)まで」 の妄想ノートです。

かなり長くなってしまいましたが、駄文をここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたらありがとうございます。



<追記>

神咒の後の話ですが、座の崩壊が起きて、
第八天と少年が旅に出るところから始まります。
これの元ネタに西遊記を使おうかなと妄想しています。
当然、三蔵法師は第八天、孫悟空は少年と言う感じの配役で。
(ただ、原文?の三蔵はけっこうクズなので、困る。あと、第八天の渇望とのすり合わせもあるし、、。)
目指すは天竺ではなく、神座で、
たどり着いた結果、神咒組から座が狂っていることを聞かされ、
第八天が座に着きます。
第八天は座に付くことで、座の自壊は一時的に止まるのですが、
第八天自身は座に束縛されてしまいます。
「必ず助けに来てくださいね」という第八天に対して、
「嫌だ、離れたくない」と泣きじゃくる少年。
そんな彼を無理やり引きずっていく神咒組。
という感じです。




<さらに追記>

一気に書くのがしんどかったりします。

第八天が座に付いた後ですが、少年+神咒組8人が旅に出るわけですが、
神咒組が仲違いをします。
竜胆、覇吐、夜行、龍水の穏健派と刑士郎、咲耶、宗次郎、紫織の強行派です。
(夜行はやや中立ですが、どっちかといえば、また、咲耶は刑士郎に従ってと言う感じ。)

ぶっちゃけた話、少年自らがナラカとストライフを倒す必要はない、
例えば、少年をDiesの聖遺物のように使ってしまえば、攻撃を届かせることは出来るのです。
極端な話、骨さえ残っていればいいという話になるのです。
(格(霊格とか神格とか)が低いとストライフの渇望の一部なので、無理やり支配されたりするのですが、
 一定以上の格があったり、そういう魂と縁があれば、直接支配は受けないという設定です。 
 また、例外的に座に直結している第八天は支配されてしまいます。
 第七天・八百万は竜胆と覇吐の子供?のようなものなので、さらに例外みたいな扱いです。
 なので問題は攻撃手段なんですよね。
 格が低いと自由意志を奪われて手先にされてしまう、格が高ければ自由意志は奪われないが
 攻撃が届かない、通用しないというわけです。)

第八天が座に付いた段階では、少年はナラカ、ストライフを倒せるほど成長していません。
そこで、少年の成長を待つ穏健派、そして、少年を武器にしてしまえという強行派に分かれてしまいます。

実はそんな「強行手段」に出ないことは第八天が座に付く条件でもあります。
だって、ナラカとストライフは少年の親ですからね。(反転)
自由意志を奪って武器にされた挙句、親殺しの道具にさせるわけにはいかないということです。

とはいえ、穏健派、強行派ともに非常に危ういバランスにあります。

本来なら第八天が座に付くことで、座の崩壊は一時的に止まるので、
少年の成長を待つ時間が稼げるはずだった。
だから、強行派も一度は納得したのです。

しかし、ナラカはここで、八百万の神間戦争の引き金を引いてしまいます。
神咒組にとっては完全に予想外なことに、状況が変わり、
強行派としては、少年の成長を待つ時間はない、となってしまうのです。

(補足:座の崩壊→強制的な選別、神間戦争→自主的?な選別 みたいにイメージして)

強行手段に出ることは第八天との義に反するという穏健派、
あの約定のときとは状況が変わってしまい時間はないという強行派で
結局、仲違いしてしまうのです。

とはいえ、少年を武器にすることに躊躇する理由もまたあるのです。
事実として、少年はナラカとストライフの子供 です。
もしも、彼の自由意志を奪ったり、ましてや殺してしまった場合、ナラカとストライフがどう反応するかわからない。
異物として排除しにかかっているからといって、愛情がないと断言するには危険すぎるのです。
ひょっとしたら、第八天による静止さえ押し切って、座の崩壊が再開していまうかもしれないので。

一方で、少年が成長したとしても、少年は真実を知ったとき、
はたしてナラカとストライフを倒してくれるのか、そんな疑問も残ります。
いえ、それ以前に彼らの手先になってしまった、第八天と戦うことが出来るのかさえ疑問なのです。

では、どうするべきか?、答えは出ない、しかし、立ち止まっていては、世界が欠けていってしまう。

穏健派と強行派はどちらも自身の主張を明確に定めることも出来ず、
かといって、主張は平行線のままになってしまう。

まあ、そんなときには玉虫色の結論に飛びつくしかないわけですね。

穏健派は少年をそれこそ、「死んでも」守れ、文字通り、死んでもかまわない、骨さえ残っていさえすれば。
強行派はナラカ・ストライフに至る道を探し出す。
そんな役割分担で神咒組は分裂していまうのです。

お分かりだと思いますが、要するに、強行派がナラカ・ストライフに至る道を探し出すまでがタイムリミットになります。
それまでに、少年を成長させることが出来るか。
できなければ、たとえ穏健派と殺し合いでの奪い合いになったとしても、強行派は「強行手段」出でるぞ、ということです。



「α(アルファ)よりΩ(オメガ)まで」は全3部、
・座ができるまで
・第八天と少年が座にたどり着くまで
・第八天が座に付いた後
となります。

まあ、全部、妄想ですけどね。



<さらにさらに追記>
この更新はいつまで続く?


えーと、ナラカの能力についてです。
敵対対象の自滅因子を無限に生成します。
チートです。
たとえば、ニートがナラカに戦いを挑むと、ラインハルト100人ぐらい作ってフルボっことかします。
その上、渇望否定で、能力を発動させません。
無敵モードです。
というわけで、強行派は実は勝てません。(な、なんだってー、とか驚いてもらえると嬉しい)
いや、ぜったいとはいいませんが、Diesで仄めかされてる、マキナがラインハルトやニートに勝てるくらいの可能性ではないかと、
ほんと、何百、何千と繰り返して、やっと1回とかそんな感じ。
ただし、今回は回帰とかないので、統計的に考えてありえないものはありえないのですね。

「我は現実、ゆえに神なり、だなんて笑わせるわ。
 自分が神を自称する寄生虫だとも気付かないのね。
 何て浅はか。
 寄生しなければ存在できない、愚かな幻想の分際で。
 一夜の夢幻にすぎないというのに。
 ええ、でも安心なさい。
 いかな痴愚とはいえ、彼の一部だもの、優しく抱きしめてあげるわ。
 だから、自殺なさい」

という感じで、お前、神座世界の住人のこと好きなのか嫌いなのかどっちなんだよ、みたいな
よくわからん御仁なのですよ。

とりあえず、一応、ストライフの渇望の一部ということで直接手出しはしてきません。
変わりに自滅因子を作って殺し合えや、ということです。性格悪!
座の崩壊は直接、手を出してることにならんの?という疑問については、
あれは、器がいっぱいになって、水がこぼれちゃったということなので、ノーカンです。

あと、観測者について、これも完全に勝手な独自設定ですが、
ジューダス、遊佐司狼、宿儺いずれも、実は、ナラカが作り出したもので、
ストライフ本人ではないという設定です。
なので、宿儺の能力が渇望否定だったりするんだぜ、みたいな?

じゃあ、ストライフ本人はどうなってんの?というと、
「一夜の夢幻」というわけで寝てます。
最初にお話した時限爆弾、あれが残り数クロックの状態で、
それを止めたまま、ずっと眠りについているのです。
神座世界の住人はすべてそんな彼の夢から生まれているのです。

そんなわけで、ナラカです
・このまま彼の寝顔を見続ける。彼に安らいでいて欲しい→座の維持
・夢から覚めて、眠りから覚めて欲しい→渇望否定、自滅因子
というなんとも難しい乙女心なのですよ。(推定年齢がとんでもないことになっていますが、乙女です)

要するに、いつまでも夢見てないで起きなさいよね(ツン)、でも、夢を追ってる男って素敵(デレ)という感じです。
OKですか?ナラカは世界規模のツンデレなのです。(自分でもなに言ってるのかわかりません)
自称ミュージシャンに貢いでるキャバ嬢と言えばわかりやすいでしょうか。

神座シリーズのラスボスは、ニートだったり引きこもりニートだったり、
どうしようもないやつらばっかりなので、アルファオメガでもそうなるように苦心しました。

てか、これが親とか、、、、少年かわいそ過ぎるだろ。
私なら絶対にグレます。

ぶっちゃけこれどうやってハッピーエンドにしようかと頭を抱えています。




<まだ続く追記>



えーと、今回は、少年の渇望をメインに、第八天に関してちょこっとだけ。

ですが、その前に、ナラカについて補足をさせてください。
・座の維持
・渇望否定、自滅因子
と正反対のものを2つ挙げたのですが、これは渇望が2つというわけではありません。
例えば、Diesのマレウスですが、彼女の渇望による能力は「対象を影に引きずり込む」です。
一方で、その影を動かすこと自体は彼女自身の魔術でしたね。
ナラカの場合もそうで、「座の維持」は彼女の特性に基づく能力で、
彼女の渇望による能力は「渇望否定、自滅因子」になります。
渇望と真逆のことしてるけど、いいの?という疑問については、
蓮も自分の渇望は邪法であり、マリーに座を譲るつもりですが、
渇望を使ってバトってるので、OKなのかなと判断しました。
そういうことで納得してください。お願いします。




さて、では今回の本題、少年の能力について、なのですが、
その前に補足(何度もごめんね)をさせてください。

えーと、座に付く神格なのですが、公式?設定で、
善神と邪神が交互に座に着くような交代劇になる、とあります。
では、ここで、善・邪ってなんだろな?となりますね。
一般的な倫理観で言うところの善悪みたいなもんでしょうか?
いえ、違います。
ここで言う、善神と邪神とは、「座の維持」という観点から判断されます。
ニートの永劫回帰は基本的に魂の増減はないのですが、自滅性のため、座が自壊するので邪神
マリーの輪廻転生は、まあ波旬みたいな例外はあるものの、基本的に魂が増えるので、善神
波旬の天狗道は言うまでもありませんね。完全に自壊一直線なので、邪神
八百万は6ページで書いたとおり魂は順調に増えていくので、善神
と、このように善神と邪神の交代劇になっています。
さて、それでは、八百万の次に座に付く第八天は「邪神」と言うことになります。
ぶっちゃけ、まだ第八天については設定を煮詰めていないのですが、大まかな設定として
その能力は「座の停止」となります。
具体的にいうと、神座世界の営みは通常通り行われるのですが、座から神座世界への干渉が一切出来なくなるのです。
「人の営みは人のもとにあれ」みたいな?
なので、永遠の刹那ほどではないものの、新たな命が生まれず、
最終的にこの世界は停滞していくため、邪法という扱いになります。

さて、ここまでくれば、少年の渇望の性質はわかると思います。
第九天(少年)は善神ということで、その性質は「座の活性」なのですよ。



以下、妄想ストーリー(座の支配から第八天を開放した後くらい?)
ここでBGMマジックを利用してください、お願いします。
おすすめは、Dies サントラの walhall です。
ひじょーに良曲なので、糞なテキストがそれっぽく見えること、間違いありません。




第八天が頭一つ分小さい少年を抱きしめて、
「ねえ、暖かいでしょう?
 この温もりは贋物なんかじゃない。決して幻想なんかじゃない。
 あなたがそれを証明してくれているでしょう?
 だから、安心して。私はここにいるから。
 殺すとか殺さないとか、世界がどうこうとか、そんなのどうでもいいの。
 お母様に、お父様に、不満があるのでしょう?
 だったら、決着をつけに行きなさい。
 そんな情けない顔しないの、シャンとして胸を張りなさい。
 あなた、男の子でしょ」
そんな彼女の確かな温もりに安堵を憶える。
その一方で、彼女の言葉が、最後の一言がたまらなく悔しい。
「違う」
竜胆、蓮にい、多くの人から力を借りたけど、それでも、
彼女を座から解放したのは、救いだしたのは、紛れもなく僕なのに、
なのに、自分は童話みたいに姫を救い出した白馬の王子にはなれない。
彼女にとっては未だに、ただの小人でしかないのだと思い知らされる。
彼女より頭一つ分小さい背も、泣き出すのを必死に堪えて寄せきった眉間も、
そんな自分が情けなくて仕方ない。
なにより、母が怖くて、彼女と戦うのが辛くて、そんな全部から逃げだしたくて、
それでもここまで辿り着いたこの気持ちが、
ただの「憧れ」だと思われたままだなんて、絶対に嫌だ。
「僕は、男の子なんかじゃない」
だから、精一杯、背伸びをしてやる。
「俺は男だ」
3年後、5年後の自分を前借なんてできないのだから見栄を張ろう。
虚勢でもかまわない。
ただ、ほんの少しでも前より彼女に肩を並べて、憧れ以上の思いがあること知らせたい。
「行ってくるよ。何も怖くなんかない。
 ついでに、世界だって救ってやるさ」
きっと自意識過剰なくらいがちょうどいいはずだ。
うんと背伸びしても届かないのは悔しいが、
そうでもなければきっと彼女は自分に目線をそろえてくれない。
見下ろされるのも、見上げるのも、もうたくさんなのだ。
だから、彼女の肩に手をかけて、足りない分は下がってもらう。
「えっ」
思いの外に強い力に引かれて驚いた彼女の表情が嬉しくて仕方がない。
そんな子供っぽい感情はすぐに振り払って、真正面から彼女の瞳を見つめて、
勘違い甚だしいくどき文句を言い放ってやる。
頼むから、今だけは声が震えるな。
「母さんに言ってやる、あんたは幻想なんかじゃないって」
手に伝わる温もりも、頬をくすぐる彼女の吐息も現実だと断言できるから、
そんな侮辱は絶対に許せない。
「俺の女を馬鹿にすんな、って言ってやる」

end



という感じです。
ははは、読んでる人の顔は引きつってるかもしれませんが、
書いてる当人はホクホク顔でございますよ。妄想ってのは良いもんだ
たとえ、後日、黒歴史になるとしても。


大体、少年と第八天の関係はこんな感じです。
当然、この後「生意気だ」って少年は第八天にいじられるのですが、
まあ、ここで切ったほうがいいかな、と。
VFBだったかな?年の差カップルだって書いてあったので、
年上のきれーなおねーさんに憧れる少年から、ちょっと大人にステップアップ
を主題に妄想しました。
はは、これちゃんと全部書いたとしても、エロシーン書けねえよ。
だって位置的に物語9割くらいでこの状態だぜ。
暖簾に腕推し、は違うか、、、なんと言うかほら、どうよ?




あーちなみに、神咒組の仲違いですが、読んでもらったとおり、
少年は、ぶっちゃけ最初のほう(第八天が座に付いた時)7~8歳位、せいぜい10歳を想定していて、
なので、子育て組を誰にしたら面白いか、ここ重要、「面白いか」
(もちろん、強行、穏健あたりも重視してますが)
に重きを置いて、選抜していたりします。
咲耶は安パイとして、紫織もなんだかんだで上手いこと子育てしそうでつまんないでしょ。
宗次郎も紫織に「もう、だめなパパね」とか横で言われつつもいいパパさんしそうだし、
刑士郎はなんか、1週回って?、「んだよ仕方ねーな」とか普段はガン飛ばしつつも、
ツンデレパパになりそうでしょ。
それでは、ぶっちゃけ詰まらん。
一方の、竜胆、覇吐、夜行、龍水の4人は明らかにひどい。
男前すぎて子育てなんかわからず悪戦苦闘する竜胆、
そんな竜胆の尻触って茶化す覇吐、
酒を片手に「いとおかし」とか言いながら煽る夜行、
必死だけどドジる龍水
そんな4人に始めは引きつつも、だんだん心開く、、こともなくグレる少年。
最高だな、おい。







さて、そんなこんなで、少年が第九天につきます。
がここで問題発生です。
実はナラカ、神間戦争に便乗して、かなりの数の神を手下にしているのです。
いくら少年が腹をくくったとはいえ、彼は、百戦錬磨、一騎当千の戦士と言うわけでもなく、
ぶっちゃけ、神格としては最下位もいいところです。
その上、神咒組、蓮が協力してくれるとはいっても、彼らが出張った瞬間、
ナラカは自滅因子を無限に作り出してきます。
さあ、ここで、少年の渇望が光るのですよ。「座の活性」ですぜ、だんな。



以下、妄想ストーリー
再び、BGMマジックをお願いします。
dies irae、オメガエイヴィヒカイト、ルベド、サンダーヴァルキュリエ、あたりなら楽しめるのではないかと、
OPのボーカルなんかも熱くなれるはず、はず。
実際、聞きながらノリノリで書きましたので。






結局のところ、親子ということなのだろう。
自分の渇望は今この瞬間だけ、最大の輝きを放つに違いない。
最愛の彼女にその言葉を伝えたのだから、もう子供ではない。
幼い願望は捨て去った、かといって、大人にもなりきれない。
彼女の渇望が座を止めるというなら、自分のそれは座を動かすものに他ならない。
そしてそれは、これまでのどんな神格にも真似できないものだ。
「あなたに恋をした、花よ」
ああ、そうとも、俺は知っている。
第一天から第七天まで、ずっと眠っていたのは、父さんだけではないのだ。
「わかるよ、その気持ち、僕も彼女に恋している
 できることなら、この出会いを永劫繰り返したいと思う」
彼らが駆け抜けた現実を知っている。
繰り返した悲劇も、掴み取った幸福も。
「悔しくないか。あなたの恋した、すべてを捧げた黄昏を幻想呼ばわりされたんだぞ」
だから、この瞬間だけ、もう一度だけ呼び戻そう。
「第四天 永劫回帰 メルクリウス」
全てを飲み込む影のような男が、まるで外宇宙から飛来したかのように、現れる。
「あなたは既知感というものをご存知か?」
「ああ、”子供扱いはもうたくさんだ”。
 ”彼女と並び立てる”そんな未知に辿り着きたい。
 手を貸してくれ」
言葉はない、ただ、然り、と目を伏せ、うなずいてくれる。
「すべてを壊したい」
「振り上げる拳の落としどころがわからいないのはつらいだろう。
 飢えで、渇きで狂いそうになったのだろう。
 それでも、それを受け入れたあなたに無上の敬意を送ろう」
「修羅道 至高天 ラインハルト・ハイドリヒ」
見たもの全てを平伏させる破壊の光を纏った黄金の貴公子が現れる。
「絆とはそんなに大事なものかね?」
「ああ、尊敬するあなたと繋がれることを何より誇りに思うよ。
 そして、彼女と共にあるから僕はここに立っていられる。
 今この時だけ、僕の爪牙になって欲しい。勝利を、我が手に」
時にはそれも一興だと、激烈な笑みを浮かべる。
「抱きしめたい」
「俺も知っているよ。
 抱かれた温もりの喜びを。温もりを与えられる幸せを」
「礼を言わせてほしい、ずっと眠っていたけどあなたの愛は俺にも届いていた。
 そして、謝らせて欲しい。あの時、君を救えなかったことを」
そう、ずっと見ていたのだ、踏みにじられる瞬間を。
それがどんなに素晴らしいものかわかっていて、見ることしか出来なかった。
「第五天 輪廻転生 マルグリット・ブレイユ」
そこにいるのは”罰当たりっ娘”ではなく、全てを抱きとめる女神だ。
ただ最高の笑顔で。
「抱きしめるから」
私に任せて、とそう言ってくれる。
次に呼び戻すのは、ただ純然な悪意。
恐ろしくて、唾を飲み、汗ばむ拳を強く握り込む。
「君の気持ちは理解できない。俺は彼女と共にありたいと思うから。
 それでも、自分の体がただ自分だけのものでありたいと願って、
 それに殉じた生涯は絶対に否定させない」
「第六天 天狗道 波旬」
悪魔も邪神でさえも、彼らの生きた現実の尊さには変わりはない。
「糞が」
ただ一言、言い放って睨みつける三つの瞳がどんなに恐ろしくても決して目をそらさない。
「ああ、そうだ。
 やつらは糞だ。母さんにすがる寄生虫だ。
 真に”我は神なり”とはどういうことか教えてやれ」
僕が気おされず言い返すのを、つまらなそうに鼻を鳴らして、背を向ける。
「星に追いつきたい」
「わかるよ。先を行かれる悔しさも、追いつけないもどかしさも。
 でも、必死に手を伸ばして、背伸びして、掴んだそれは最上の一等星だ。
 胸を張って欲しい。水底の願いはたしかに至高の荘厳だと」
「アンナ・シュベーゲリン」
これまでよりも遥かに小さくとも、その少女は確かな輝きを放っている。
「お互い、朴念仁相手だと苦労するわね」
可笑げに言いながらも彼女は幸せそうに微笑む。
だから、共犯者か同士のような笑みでもってこう応える。
「ああ、本当に。
 でも、それでも愛している。心からの本音だ」
彼らの願いもその生き様も、どれ一つとっても、掛け値なしに至高だ。
幻想だなんて否定させない。
寄生だと?ふざけるな。
迷って悩んで苦しんで、その上で、生き抜いた、紛れもない現実だ。
輝く宝石を拾い上げるように、一つ、また一つ、彼らを呼び戻す。
「忘れない」
「そう、忘れないだけだ。
 蓮にい、憶えてるんだろ。
 金剛石よりなお輝いて、何者にも犯せない刹那を。
 頼むよ、もう一度だけ見せてやってくれ。
 母さんにおもねって、神を名乗る生き恥どもに。
 もう一度だけ、超越の物語を聞かせてくれ」
「永遠の刹那 藤井蓮」
言葉はいらない。
いつかのように頭に手を置いて髪をかき混ぜられるようなこともない。
ただ拳を突き合わせるだけで十分だし、それが誇らしい。
「さあ、役者はそろった」
黄昏を守れなかった。波旬に誰かと繋がる喜びを教えてやれない。
俺はそんな2番目の夢想者だけれど、彼らの誇りくらいは守りたい。
「黙示録、歌劇、神代語り、何だってかまわない。
 あなたたち、一人ひとり、全員が”主役”だ」
彼らの全てを否定させてたまるものか。
「駆け抜けた現実の輝きをその目に焼き付けてやれ」
さあ、身を貫く全能感に酔いしれよう。
「この瞬間、たった一度、一度きりの全能世界を始めよう」
そう一度きりだ。過ぎ去れば戻っては来れない。
これが終われば、きっと僕はまた少し大人になる。
顔を赤らめつつも誇りに思えるそんな世界を胸に、
彼女の手を掴んで。そして自信を持ってその手を引けるはずだ。
だから、今はただ、精一杯の背伸びでいよう。
「α(アルファ)よりΩ(オメガ)まで」




end



というわけです。
奇しくも、このとき少年は1○歳なのですよ。
子供だった少年が成長する。でも一足飛びに大人になれない。
そんな、過渡期?だけ最大の能力を発揮するという渇望。
「彼らの現実を否定させない」
あたりかなあと思っています。
一応、対自滅因子特性、対渇望否定特性が付加できるような、渇望にしとかないといけないので。

文章がまあ、ちょっとアレですね。自分でも不満と言うか、力不足が否めない。(ちょっとじゃない?)
ぶっちゃけ、diesやらなんやらからの引用のオンパレードなので、マシに見える?(見えねーって方はごめんなさい)
けど、語彙不足で最後のほう書ききれない。
ほんとはもっと地の分で盛り上げたいのに。悔しい。


さて、ここまで読んだ方はお気づきでしょう。
このラストバトルの構図。
ナラカに従う神様たちを、神座シリーズオールスターがボッコしてる間に
少年がナラカのとこに行くのです。
あ、ちなみに、名前が出てない、悲愴天とか、あの人、やばい名前忘れた、
形成(笑)の人とかも呼び戻されてます。
全員書くのは冗長すぎるので、本当は地の文で呼んでますよ、って書きたかったんだけど無理でした。
まあ、そんなことより、ラスバトの構図ですが、要約すると
 厨二王 VS ママ

ひゃー、っつって、逃げ出したくなった、あなたの感性は正しいです。(←正田がパラロス再販の時言ったらしい。)
正直、最初から狙ったわけでなくて、なんかカッコいい展開?考えてたら、こんな構図になってて
気付いた瞬間、冷や汗か脂汗か、と、とにかく汗が止まらなくなりました。
この病気こじらせてもいいことありませんよ、マジで。
患者のうち9割9部9厘が社会不適合者の烙印押されて、
残りのごく一部がそんな彼らに神扱いされるとか、語感はまさに墜天奈落。
墜ちたら這い上がれるとおもうなよ、な魔窟でございます。


神咒VFBによるとルネ山さんがラスボスらしいですが、
当妄想において、この期に及んで寝ているストライフさんをどうするか、いっさい決まっていません。
まあ、起きるとクロックが進行して死ぬから、どうしたものかなと。
ついでにいうと、少年とママのバトルも全然決まってません。
神座シリーズオールスターがやりたかっただけです、はい。


正直、妄想してて、私の中では、ナラカのキャラが立ちすぎて、困る。
・自称ミュージシャンに貢ぐキャバ嬢
・「いい年してそんな妄想しないの」って言ってくるママ
あかん、わけわからん。

とはいえ、神座シリーズといえば、純粋な厨二であればあるだけ強くなるという、
どうしようもない世界観が売り(え、違いますか?)なので、
勝手な妄想ではありますが、ラストを飾る主人公が厨二王、
ラスボスがママというのはなかなか趣深いのではないかと思います。



一気に書いたので、疲れた。でも楽しかった。妄想万歳。




<やや追記>

ラストの締めについてです。
1つだけ案はあるにはあるのですが、かなり迷います。
「第一世界の人間が全滅」をナラカが言ったウソ設定にしてしまうという手です。
実は、混血になってしかも供給0なのでかなり薄まっている。
純血は少年しかいない。
とかやっちゃえば座がなくなっても、実はOKみたいな話になってしまうんですよね。
ってのが、今、手持ちの案です。

あと、この案を使うと個人的に便利?なのが、神座破りに定評のあるベイ、刑士郎に関してです。
第一世界の血が多く含まれるとアルビノになる、みたいな設定にしておけば、
座の影響(永劫回帰、天狗道)から逃れたことの理由付けできるんじゃないかなとか。
(個人的に、あの神座破りはよくわからんとこだったので。)
でもそれすると、少年のビジュアルがシュライバーみたいになってしまう。
あと、第一部での登場人物もみんなアルビノにしておくとか。
あれ?なんかこれいいな。
日光がやばいってんで、都市をドーム上完全閉鎖空間とかにすると、雰囲気でる?

あと、二番煎じではありますが、第八天が座について、少年が子育て組みと旅をしている間に、
出産に立ち会うシーンとか挟むと、第一世界の因子が少し残っていたって設定の伏線みたいに出来ませんか?
(座が停止しているのに、何で子供が生まれるの?てな感じで)





<ちょっと追記>


まあ、なんと言うか、少年の詠唱シーンを横で見てた第八天が、
少年に惚れるか?っつったら、まず間違いなく無理ですよね。
書いた僕自身は、少年マジカッケーと心のそこから思っています。
でもね、横で見てる女がどう思うかといえば、、いえば。
てか、「手を引こう」とか恋人気分満々ですが、この段階で付き合ってませんからね。
はは、完全にチェリーの妄想ですよ。
いや、最終的には少年と第八天は結ばれる予定ですが、
少なくともあと五年は無理ですね。
やっぱりエロシーン書けねえよ。
とはいえ、むしろいい童貞を書けたとか、開き直って満足しています。
童貞だって過ぎ去ったら戻ってこれないんだぜ。


さて詠唱シーンで大体わかると思いますが、このお話
少年が厨二病になり、そして卒業していく、そんな流れになっています。
また、加えて、「黒歴史の1つや2つあったほうが人生充実するんじゃね?」という
私の持論も組み込みました。
まあ、私自身は、現在進行形の黒歴史ですがね。
当分、卒業しませんよ!(そもそも卒業できるのだろうか?)

厨二病になり、そして卒業していく物語を厨二病が描くというシュールさにぜひ腹を抱えてください。


あと、全員呼び戻している設定なのですが、文章になっているのは、
Dies4人 神咒1人というアンバランス。
そもそも神咒組はほぼ存命なので、耐性付加のみということで、呼び戻す必要ありませんし、
パラロスは実は未プレイなので、アストとかカイルとかサタナイルとか、思い入れあんましないんですよね、
だから、そもそも書けないという。
一応、なんとかがんばってバランスをとろうと、Dies勢には神咒成分を盛り込みました。
特に蓮の部分は「時よ止まれ」「お前は美しい」とかいくつか候補もあったのですが、
神咒から続いていることも考慮して、夜刀成分を多めにしました。

6ページでちょろっと書きましたが、少年と連は顔見知りで、連は30歳くらいで、
女っぽいなど言われていた顔つきも、渋み?帯びだして、なかなかかっこよくなっています。
少年はdiesでの主人公っぷり、神咒での主人公勢を抑えての活躍っぷりを知っていることに加えて、
ピンチを救われているので、敬称「兄」をつけ、蓮にい と読んでいます。
では、子育て組みは?というと、
竜胆はもうでているとおり、呼び捨て。
龍水は基本は呼び捨て、たまに、チビ(お前もではないか!とか喧嘩になります)あと、ドジ。
覇吐は変態(もしくは、助兵衛)、夜行も変態。
ちなみに、非子育て組みは
刑士郎:兄貴、咲耶:咲耶さん、宗次郎:宗にい、紫織:紫織姉さん
となっております。
以前述べたとおり、子育てスキルに比例しております。
とはいえ、これでもまだマシ?なほうです。
最初の頃は基本無視、呼ぶにしても、おい、とか、お前、とかですから。


<追記>
最後の締めについて、ちょっとだけ。
現状ですでに半端ないレベルで、設定をネタバレしているのですが、
現状で考えているラストについてです。(もっといいのを思いつけば、それに変えるかも)
ヒント?を2つ書いておきます。

ヒント1
「告知」

ヒント2
「本当に夢を見ていたいのはいったい誰なのか」


以上、ヒントです。
察しのいい人はヒント1で全部わかりそう。
ヒント2はもうほとんど答えに近いです。

ついでに、この場合のナラカの詠唱について、宿儺の詠唱のパクリになります。
ちなみに使う単語は、末期医療、つまり延命治療の用語になります。
cancer あたりの単語が一致するのが、なんともいえません。




ルネ山さんは残念ながら、ほぼ見せ場なしです。
まあ、第1部で持ち上げまくるので、許して欲しい。
あと、視点人物ですが、
第1部:ストライフ(たまに、ナラカ)
第2部:第八天
第3部:少年(初期は神咒組にするかも)
の予定です。
さすがに、7~10歳の少年を第2部の視点人物にするのはつらいので。
第3部は第八天が退場?するので、仕方ないとして。


ちょっと待った。1つ説明忘れてた。
ちょくちょく出てくる「神」についてです。
第七天・八百万では初期において、永劫回帰、非想天、堕天奈落、輪廻転の4つに魂を仕分けされるのですが、
時がたつにつれてやっぱりあぶれるやつらが出てくるんですよ。
そういうやつらが、信者を集めて、「俺の世界を作らせろ」って言ってくるので、
竜胆たちも、まあ、えっか、と言う感じで許可を出していきます。
イメージとしては、大学の部活動とサークルみたいな感じ。
所属人数が増えてくると部活動に昇格して、予算(魂)をいっぱいもらえるのです。
んで、その代表が「神」ということ。
さすがに4つくらいなら、神咒組で仕分けできたのですが、増えてくるとさすがに厳しいので、
中間管理職を作ったというわけ。
んで、学園長のナラカが、サークル増えすぎ、部室には限りがあるんだから減らしなさいよね、と言って
勝手に部活を査定して、これは存続、これは廃部、ってしてきたので、神咒組がまったをかけるわけです。
するとナラカは、じゃあ、あんたらでどこが残るか決めなさいよ、言ってきたので、戦争勃発。
そんで、一部のせこい神はナラカにゴマすってきましたよ、というわけです。
もちろん、ふざけんなって、ナラカに喧嘩を吹っかける神もいたのですが、世界ごと自滅因子にやられてしまいます。
というわけで、反抗したくても出来ず黙っている神、ナラカにゴマする神に分かれてしまうのです。
神様同士の戦争は、現状では、小競り合いばかりです。(滅んでしまう世界もありますが。)
とはいえ、まさに火薬庫状態でいつ爆発して全面・全力での戦争になるかわからない、
急いでなんとかしないと、というのが神咒組の状況となっています。







<追記>

今回は、オリジナルキャラなどについてです。
これまで出てきたのは、全部、ほぼ公式キャラばかり?なので。

前にちょろっと、第二部は西遊記を元ネタにすると書いたのですが、オリキャラは七大聖の6名となります。
七大聖っていうのは、孫悟空が斉天大聖を名乗っているように、
孫悟空と義兄弟の契りを交わした野郎共が大聖者を自称している称号です。いわゆる2つ名(自称)ですね。
牛魔王の平天大聖とかも有名どころではないでしょうか。

(話がそれますが、西遊記というと、映画ドラえもんの西遊記の印象が強すぎて、
 牛魔王と孫悟空が義兄弟とか言われると、えっ?、てなります。)

八百万の世界では、神咒組が管理する輪廻転生、堕天奈落、悲愴天、永劫回帰の4つ以外で、
新しく出来た世界には、以前書いたように、それぞれ神がいるのですが、
そんな新しく出来た世界の中で、特に規模の大きい6つの世界の神が少年を除く七大聖となります。

第二部では少年と第八天が神座を目指す途中で、その六つの世界を通ることになり、
そこで七人は義兄弟の契りを交わし、それぞれが大聖を名乗るのです。

しかし、第三部でこの六人の世界にナラカが現れて自滅因子により世界が蹂躙され、
半ば自身の世界を人質にされ、六人は全員、ナラカの軍門に下ってしまうのです。
このナラカに下った時に、六人は大聖の名を返上して、免疫として少年を狙うようになる、
っといった感じです。
少年を狙う大聖に対して、神咒組は逃げの一手です。
というのも、後述しますが、強い覇道者を残しておく必要があるのと、
この6人はナラカの簡易触覚として自滅因子を使用できるからです。

ところで6人といえば、妄想SSで書いた少年の詠唱シーンで呼び戻されたのも6人でしたね。
別に思い入れがあるのを適当に選んだだけというわけではなく、この人数にもちゃんと意味があるのです。

ところで、神咒組分裂の時に書いたのですが、ナラカとストライフを倒す上で"2つ"の問題がありました。
1つは、
・攻撃を届かせられるのは第一世界の人間だけであり、また、神座世界の人間は自滅因子にやられてしまう。
でした。これは、少年が戦うことで解決済みですね。
もう1つの問題は
・ナラカのいる場所にどうやって辿り着くのか
です。2つめの回答が実はまだ出していませんでした。

はっきり言ってしまえば、手段自体は至極単純で、Dies、神咒同様に穴掘りをするわけです。
しかしナラカは神咒で波旬がいた超深層よりもさらに深い場所にいます。
夜刀ですら、数千年かけてやっと波旬のもとまで後一歩にしか届かなかったと考えれば、かなり難しいことだとわかると思います。
とはいえ、ここまでくればわかりますよね。
なんで、わざわざ、神座オールスター、しかも、"波旬"まで呼び戻したのか。
これも答えは単純明快、穴掘り要員ですよ。そうでもなければ、あんな危ないやつ呼び戻しません。
呼び戻された6人は、6人の大聖の世界に殴りこみをかけるのです。
ナラカの軍門に下った大聖は、簡易触覚として自滅因子を使えるのですが、
呼び戻された神座オールスターにはそれが効かず、また、
「ナラカに寄生するような生き方で満足か?」と発破を掛けられた大聖は
「人の庭ででかい顔してんじゃねえ」と激怒、再び"大聖"を名乗り、本来の自分の力を用いての闘争が始まります。

また、それ以外のこまごまとした世界の神にも、他の呼び戻された神座オールスターが乗り込んでいきます。

こうして神座世界のあちこちで、"本当の戦争、闘争"がはじまり、神咒の夜刀でさえ比べ物にならないほどの速度で穴掘りが進み、
ついにナラカのいる座の深奥に到達するのです。

ぶっちゃけ、先に書いた神間戦争なんてのはほとんど茶番なんです。
なんでかっていうと、ナラカが一部の神に、簡易触覚として自滅因子能力を付与しているので、
戦争などとは名ばかりの、絶対的弱者に対する搾取、簒奪にほかならないからです。

ここまで読んでくださった方にはわかると思いますが、結局、ナラカを倒すのも、ナラカのもとに到達するのも
実は少年の覚醒が必須条件になっていたのですね。
もちろん、だからといって、強行派の行動が無駄だったわけでもなく、
穏健派がそこまで想定していたというわけでも決してなく、結果としてそうだったということです。

とりあえず、七大聖は大まかにこんなところです。個別の設定はまだあんまり考えていません。


あと、ラストバトル案も考えました。
懸案事項だったのですが、ちゃんとストライフがラスボスとして活躍します。
これについては、ほんとにちょっと触れるだけにしておきます。
まず、少年とストライフは神座による能力がほぼ同じで、神座シリーズに登場したほぼ全ての渇望が使用できます。
ただ、ストライフは自滅因子、渇望否定を使用できる(少年は使用できない)という点で、2人は異なっています。
少年とストライフの我の強さが同じであれば、最後に勝敗を決めるのは、渇望の相性です。
その点で、自滅因子、渇望否定は、まあ、チートですね。
なので、渇望の純度と言う点から少年はナラカには勝てるのですが、純度が等しいストライフには相性から勝てません。
さてそこで、いったいどうすればいいかというのがラストバトルの肝です。
ヒントはこれまでの設定で出てるので考えてみて下さい。
(渇望の純度は少年とストライフともに最大値です。なにをしてもこれ以上になりませんし、下がることもありませんのでご注意を。)




<追記>
唐突ですが、「α(アルファ)よりΩ(オメガ)まで」の第一部の副題は
「かくてアダムの死を禁ず」です。
これは、ナラカの詠唱の最後のフレーズだったりします。
ナラカの詠唱は、末期医療関係の単語を列挙して、最後に、

      神座
 かくてアダムの死を禁ず

という感じです。ちゅうに的に痺れます。

ちなみにナラカの能力は渇望否定、自滅因子と説明したのですが、
大本の渇望は「私を選んで欲しい」です。

ストライフの渇望は「ありとあらゆる願いを叶えたい」で、ナラカはそんな夢見がちなところに惚れたものの、
やはり、そんな中から自分だけを選んで欲しい、
例えば、「惚れた女にすべてを捧げたい」とかそういう願いを選んで欲しいという、
矛盾した気持ちもあるのです。

第一部で死ぬ間際に神座によって時限爆弾を停止させられる直前まで、
結局、ストライフはナラカだけを選べないのです。
なので、神座世界で願いを叶えてるうちに最後には自分を選んでくれるはずだ、
と信じて、彼女は神座を維持し続けているのです。

神座世界の住人はすべて、ストライフの渇望の一部なのですが、いつまで経っても、
ナラカに対する愛を含んだ渇望が現れないのに業を煮やして、
自分を守ってくれる観測者をストライフのコピーという形で生み出してしまうあたり、ナラカもやはり乙女なわけですよ。
まあ、他の女に手を出すなってことで、インポにしちゃうのですが。

神座世界の住人は愛するストライフの一部ではあるものの、
自分だけを選んでくれない証明のようなものなので、単純に愛するというわけにもいかず、
「私を選んで欲しい」という渇望が渇望否定、自滅因子という能力になってしまうのです。




次に、主人公の少年の渇望についてです。
以前書いたように、主人公は西遊記の斉天大聖・孫悟空が元ネタになるのですが、
斉天大聖とはつまり、「天に斉しき大聖者」の意味で、これをいじって、
「あなたの天に並び立つ(並び立ちたい)」が少年の渇望になります。


ここで言う「あなた」とは、最終的には第八天のことなのですが、
序盤では少年がカッコいいと思った、「天」、つまり、渇望のことになり、
少年の能力は「渇望複製」、要するに、コピー能力になります。

これが少年の能力の第一段階というか求道として発現したものになります。
求道形の第二段階では、コピーした渇望の能力強化で、コピー元の能力者も同時に強化されます。
複製する対象は敵味方関係なく、少年がカッコいいとさえ思えば、コピーできます。
なお、求道として発現した場合は、1度にコピーできるのは1つだけで、連続して他のものに変更とかは出来ない設定です。
(1つから2つにみたいにレベルアップ要素でひょっとしたら途中で増やすかも。)

能力が他者依存ということで、普通に考えると、劣化コピーにしかならない(神父みたいに)はずなのですが、
そこは第一世界の住人特権ということで、能力の第一段階では同等コピー、第二段階では強化コピーとなります。

覇道として発現した場合は、以前書いたように、「渇望肯定」、つまり
少年がカッコいいと思った渇望を否定させないという能力になります。
副次的なものとして、肯定された能力を無制限でコピーも可能になります。
また、「呼び戻し」については、14歳パワー全開の時限定になります。

「あなたの天に並び立つ」ということで、求道形は「憧憬」、覇道形は「尊敬」みたいな感じです。



最後に、主要キャラで未だに詳しい設定を書いていない、第八天についてです。
ぶっちゃけ、元ネタキャラの三蔵法師とのすり合わせが全くすんでいないのですが、
ひとまず、"超重要"設定を一つ公開しておくと、

実は第八天はナラカの自滅因子なのです!!
(ナラカは第一世界の住人なので、公式設定の自滅因子とは厳密には違うのですが。)

まあ、座の機能停止なんて能力から考えても、少年と同じくらい、型から外れているので、
出自の特殊性に気付く人もいたかもしれないですね。

また、ナラカは大嘘つきという設定で、第八天はナラカに外見がそっくりなのですが、
それを見たナラカは「母を思ってそんな端女をつくるなんて」(大嘘)とか少年に言っちゃうんですよね。
その時点では当然、第八天がナラカの自滅因子だとは誰もわからないというか、
それはナラカにとって絶対にばれたくない秘密の1つなので、気付かれないよう嘘をついたのです。
他にも、ストライフは死にかけとか、神座はストライフの延命装置とか、
そのあたりの事実を隠すためにとにかくあることないこと嘘をつきまくります。
このあたり、歴代の座についた神格、といかラスボスとの違いですね。
ニートは何も言わず意味ありげな態度を取って誘導したり、勝手に呪いをかけることはあっても大嘘をつくことはなかったですし、
引きこもりニートは、基本、話が通じないというか、力押し一辺倒な野郎ですしね。


というわけで、無数の願いの中からナラカを選べなかったストライフ、
無数の憧れの中から第八天を選んだ少年、
そんな2組でどっちが勝つかと言えば、少年と第八天だよね、というラストバトルです。