人気はなかったけれど、悪くない。何しろ私はこのゲームでクトゥルー神話を知ったのだから。舞台はイギリスだし、本来の神話と違う背景でもある。Windows95版もあるが、2000、XP以降ではプレイできない。そもそもこれ以降、プレイする人がいるかどうかも謎だ。その思いを込めて100とする。
舞台がアメリカでなくイギリスである。イギリスの中にセイレムとアーカムがある。アーカムには言うまでもなくミスカトニック大学もある。私は神話を知らなかったので、ナイが出てきたときの意味がさっぱりわからなかった。ナイアルラトホテップの化身の一つ「黒人神父」のイメージはこのゲームはまったく忠実だ。
女性キャラの絵がひどい、誰だこいつは、と思うほど同じ人間でも顔などにバラツキがある。
また、マウス操作しかできないので非常に進むのがうざい。windows95版でも全く変わっていなかった。操作性を修正すればそこそこいいとこまでいったんじゃないか?
Windows95版は発売された。だが、Amazonのマーケットプレイスにないほどの稀少品だ。また2000、XP以降ではプレイできない。だがマイクロソフト公式のエミュレータ「Microsoft Virtual PC」を使えばプレイできる。変化は主人公を呼ぶ「声」を天本英世が担当しているだけ。あっけないほど同じである。
(ネクロノミコン Windows版 フェアリーテールHARDCOVER 1996-11-22発売)
コーデリアを生贄とした河原崎型である。こっちのほうが後発だが本家っぽい。