近作を中心としたFD。シナリオは飾りとして、音楽と絵は許容範囲内だがテキストとゲーム性が致命的。
Liar Softのここ数作のキャラが出演するFD。ファンならば新作絵が数点あるのは嬉しいが積極的に評価できるのはこの一点のみ。お祭りFDでありながら過去作のキャラの性格がかなり変わっているように感じる。これは後日談的なものだからか。それとも普通に考えて単にライターが違うからか。面白いシーンもあるが本編との差が散見するため楽しみ難くなっている。深いファンであればこそ気に触るというのはFDとしては正しくない。
オリジナルキャラは描写が少ないが悪くない。後は過去キャラを他のライターさんと整合性を取ってくれれば良くなれたかもしれない。
残念ながら高位のLiar信者であってもお薦めし難い出来となっている。ただ雰囲気に浸るだけならば価値が無いわけでもないかもしれない。値段を考慮してもこの得点が限界か。