燃えゲーとして惜しい作品。推奨√順あると感じたくらいに√ごとの盛り上がり度が変わる。いつもの前半ネタバレ無し後半ネタバレあり感想→
私事ではございますが、社会人1本目のエロゲとなりました。
この作品以外にも何タイトルか候補はあったのですが、元々燃え系を求めてエロゲを始めたので、
一度原点回帰しようと思い、AYAKASHI Wパックを購入しました。
作品自体は細井総司さん中原涼さんを知っていたので、お二人経由で知っていました。
ちなみに細井さんの25周年記念イベントも行きました。
だったらその前にやっとけや!wって話ですが、全く持ってその通りです・・・。猛省してます。
中原涼さんのbirthdayライブにも行くようになってたのに、情けない限り。
話を戻しまして、いざAYAKASHIを開始。
基本的にこの作品は
・○話構成で毎回OPとEDが流れる
・√クリア後に主人公の裏√とも言える協力者(?)√が出現する
・演出の一つでメッセージウインドウが表示されずに進行するパート(バトル)がある
の3つが進行上での特徴かなと感じた。
実際上記を搭載してるエロゲなんて数多くあるが、気になるところで引いてのED。
からの"ん???"となってからのOPはアニメとかドラマの醍醐味の一つとも言える構成だし、
裏話があることで答え合わせになるし、やっぱバトルシーンはノンストップで進んで欲しいし、
演出って大切だなと改めて感じることができた。
OPの出来もかなりのもので、特にサビのアニメーションはかなりのもの。今見てもワクワクする。
けど、その分主人公にボイス無いのは個人的にはとても残念で、
やっぱり覚醒シーンとかラスボスとのバトルでは叫んで欲しいなぁと思わずにはいられなかった。
ちなみにゲームウインドウを最前にしてないとムービーとか音声とか全部止まるし、
マウスホイールで文章飛ばせないし、メッセージウインドウの透過度変えられないし、
昔のエロゲあるあるコンフィグになってるので、苦手な方は避けてください。
以降はネタバレしつつ各√感想。
もし今からやるからネタバレ見ないって人はこっから閉じて
ちなみに個人的には
織江→陽愛→パム→エイムの順に進めた方が良いと思います。
えっちシーンは各キャラ1、2回だけど1回が長いので、声優とイラストが好みならシコれるはず。
僕はそれなりにシコりました。
織江
最初はCV北都南がなんかガイジ的行動してるな?よくそれで生活できてるな?とか思ってたが、
なるほどそういうことね→ん?結局お前は何がしたかったんだ?ってなってしまった。
結局本物の夏原織江はどういう人なのか分からなかったし、ラスボスが”彼”じゃないし、
煽られただけでブチギレして民間人巻き込み始める屑野郎だったし、敵としても好感持てず、
イマイチ盛り上がれずに終わってしまった感がある。
えっちシーンは尺が長く、それなりにシコれました。CV北都南は正義。
陽愛
この陽愛√だけしか陽愛は活躍しなかったと言っても過言ではない。
まあ自在に従えるアヤカシ持ってないし、最初から覚醒してたらアヤカシいらなくなっちゃうし。
けど主人公の疑心暗鬼の加速度が強すぎたのは見ててオイオイ・・・ってなったし、
八咫烏の前任者とか詳細が分からないまま終わったし、
いっそのこと八咫烏を陽愛のアヤカシにした方が良かったのでは?と思ってしまった。
個人的には平馬√で妹の退院あとの話も欲しかった・・・。
パム
金髪ゴスロリ!でもこの手の作品ではよく見る、強いけど常識欠落幼女だ!
すぐ人を殺そうとするし自分勝手だし・・・しかも確定でお前主人公とセックスしてるな?!
でも可愛いからいいいやってなってしまった。欲望に忠実な糞オタクってホントダメ。
最初は言われたからでチビ(犬)を飼い始めたけど、徐々に情が出て精神的にも成長するのは、
期間は短いけど悪くはないと思います。自分も最初犬飼い始めたとき、それなりに抵抗あったけど、
ひと月もしない内に情が移ったもん。だからチビが"彼"に殺されてしまい、復讐しに行く流れは
問題無いかな~って。自分も相手を許せなくなりそうだし。
そういや親父さんは結局ナニモン?アサクラ家ってどれほどの名家・・・?
ちなみに裏√である前川√が一番好きです。前川が一番主人公らしい主人公してるし、
目的、戦略もちゃんとあったし一番スッキリ終わらせた√だと思います。
エイム
個別入った途端デレ過ぎじゃない?
目的ハッキリ分かったからにしてはチョロくなり過ぎじゃない?w可愛いから良いけど。
この√が一番戦闘が多い。デイダラボッチはこの√だけ出てくる中ボスだし、
それ以降はひたすら戦ってたし、なんかいきなりアキノさん上着脱いで本気になり始めたし、
オロチが完全体のその先を行くしで、どう考えてもこの√が最終√でした。
裏√のアキノ√で姉妹の過去が分かりますが、エイム√内で過去話ってことで1本にまとめた方が
綺麗にまとまった気がするんですが、どうなんでしょうね・・・。
以上を踏まえながら、この作品は
・後半のひたすら長い戦闘シーンが読んでてだれてくる。
・明らかにラスボスのグレード的に推奨攻略順が見えてくるが、√ロック制じゃないため、
伏線の出し方が中途半端というか雑に感じる。
・各√でしか出現しないキャラ、アヤカシがなんでそんな目的持ってるのにそこでしか出てこないの?となる
・各個人やアヤカシの掘り下げが凄く微妙。
・アヤカシの力に魅入られ過ぎて”彼”のカリスマ性が微妙
・主人公のやる気を感じるのがどの√もほぼ最後の方。
・主人公とか味方の覚醒前後の心情の描写が薄く、軽く感じてしまう。
などの個人的問題点が浮き彫りになり、プレイ前半に感じた90点越え行けるじゃね?!w という期待を越えることは出来ませんでした。燃えゲーは設定重視と考えているので、あんまり説明されずに進行されて物足りなさが・・・。VFB読んでないしHやってないからかもしれないけど。
個人的に上記の不満点を解消してくれてたら90点越えも見えていたと思います。中盤までホント良かったのに残念。
でも当時にしてはかなり動いてただろう戦闘シーンの演出や、設定要素が好みだったのでこの点数に。主人公が序盤から本気出してたら少しは変わってたかも・・・。
ぶっちゃけアヤカシバトルがジョ○ョのス○ンドバトルじゃね?とかおもったのは内緒。