あいとゆうきのものがたり
## 全体の感想
キャラがめちゃくちゃかわいい
絵がいい感じにキャラゲー/萌えゲーの方向に進化していて終始ニヤニヤしてプレイできた
あと背景がめちゃくちゃいい
澄んでてどういう方向性の作品にしたいのか伝わってくるとてもいい背景だった
BGMとかも文句なし
2ndOPはvocalちょっと下手かな?って思った
エロ薄なのはまぁfavoのテキストじゃ抜けないしスキップするだけだからいいか、ってなった
エッチシーンがあるのが大事
システムには不満がある
アクティブウインドウじゃないと?動かないのはなんでなんだ
ssupiをつかってほかのウィンドウをいじってるときでも動作するようにしてプレイしてるけどめっちゃ不便
あとクイックセーブが壊れてる気がする
ルートがないからジャンについて少し触れておく
スカしてる有能イケメンが好きだからめっちゃ好みだった
報われてほしい
ルートごとの感想は攻略順に攻略した都度書いてる
## 共通・各ルートごとの感想
### 共通
めちゃくちゃよかった
本作はヒロイン同士が成長の一助となるっていうのがテーマの一つな気がしててそういうシーンで都度泣いた
可愛い女の子が成長するだけで泣ける
特にクラリスが振り付け考えられたところとソフィーが最初に太陽を作れるようになったところはめっちゃ泣いた
あとソフィーが倒れて病院で「頑張りたい」(意訳)っていうところも感情移入してめっちゃ泣いた
全体を通して各キャラの魅力がたくさん伝えられてたとても良い共通ルートだったと思う
### カーチャ
くっそかわいい
巨乳なのにはしゃいでる姿が子どもっぽくてめっちゃ萌えた
毛先をくるくるしてるやつと横向いて拗ねてる立ち絵が本当にかわいすぎる
親との和解みたいなテーマが好きだからなんか父親と渡り合うところとか、バイオリンの先生と母親の話するところで泣いた
ただ√入ってからすぐに付き合ってイチャイチャするのじゃなくて恋心に気付かず空回り、みたいなのもみたかったなぁ
全然、普通に良かったんだけど
天然系で天才、感覚的っていうカテゴリーではルーと一緒なんだけど、二人いることでカーチャはカーチャのかわいさ(言語化できてない)が強調される形になってて非常に良かった
あとクラリスがペチカと仲良くなってるの好き
### クラリス
共通部分で主人公を意識しだす場面からめちゃくちゃ好きになった
ルートに入ってからもやきもきする展開が多くてそこも非常にgood
いうまでもなくかわいい
特に目を見開いてる立ち絵が好き
なんかCG(特に顔)が安定してない気がする、そこはちょっと気になった
物申したいのはED前のこのセリフ
「先輩がこうやって応援してくれる限り、私は前に進み続けられます!」
いや、これは違うだろってなった
直前の「彼氏に甘やかされたからうまく踊れたじゃダメなんだ」(意訳)みたいな展開はなんだったんだ
主人公との関係とバレエはできる限り切り離すっていうストーリーだったのにそういうこと言っちゃうのはダメだろ
全体の流れはいいと思うけどそこはめっちゃ気になった
### ルー
こういう感じで攻めてくるとは思わなかった
最初に孤児設定が出たときはちょっとしたことを気にしてるだけ(本人には失礼だが)とおもってたけど全然そんなことはなかった
優しくしてくれた親を喜ばせることができた「芸」を存在意義としてしまった境遇に涙
そしてその「芸」を失ってしまって落ち込んでるところにまた涙
最後に自分の本当に好きだったことに気づけたところで涙
結構ずっと泣いてた
√入ってからのギャップが特によかった
「あうぅー」とか「えぇーー!」とかのセリフが可愛い
満面の笑みが本当にかわいかった
ルートやる前はカーチャと近いなぁと思ってたけど全然違った
大満足のルート
ただ主人公、お前ジャンにはもう少し気を使え、いい友達じゃんか...
### ペチカ
純粋にルートが微妙であんまりすすまなかった
ルートはいる前のほうがかわいかった
話の展開も微妙
ちょっと文句を言うと最後の落ち、なんなんだ
こいつは一般的なエロゲオタクと同じで才能がなくて挫折したキャラだと思って読んでた
夢を見つけて夢に向かって生きるってなってモヤっとした
俺たちは新しい夢を見つけないと生きていけないのか?
### ミヤビ
かわいい
最初にパケ絵みたときは一番好みだった
ただルートが雑すぎ
クッソ短いしここでおわるのか...ってなった
### ソフィー
号泣した
何も持ってなかった少女が主人公から魔法をもらってその魔法でみんなを笑顔にするお話だった
ルートをやる前はもうルーが主人公でいいんじゃないかと思ってたけどこのルートは主人公が主人公してた
クラリスも結構スポットがあてられててよかった
ソフィーの独白は苦しみながら読んでた
ソフィーの弱さに共感しないやつはいないと思う
あとあの時期は主人公自身も(魔法のない自分の存在価値に)悩んでてにっちもさっちもいかなくなってるのは結構珍しい構成だと思った
普通のエロゲって主人公とヒロインのどっちかは元気で片方を助けるって役割分担がある気がする
終盤で「主人公は今までの積み重ね(魔法)を捨てるという強さを持ってた」(意訳)みたいな話があったと思うけどあれは少し違うと思う
魔法をもう捨ててるならソフィーに魔法はあげられない
結局主人公自身が魔法と自分を切り分けられたときにやっと捨てられたんだと思う
ペチカルートの感想でふれた人生の目標みたいな話にも決着がついててこっちの結論のほうが好き
俺たちは何者でもないけど必死に生きてて誰かの何者かになるんだ