言われてるほど悪くはない…が、
姉ちゃんとしようよ、的な姉萌え的タカヒロ原点回帰を狙ったのかもしれないが…、タカヒロの魅力というのは【圧倒的に強い女子】との恋愛だと思うんだ。
人気投票の1位2位がヒロインを差し置いて、サブキャラのタマラと鬼塚さんがワンツーフィニッシュしてるのはそれが理由。
しかしそもそも今回強い女子連中の強さというのが上手く描けておらず、序盤で積み上がった人間の上に座るキルスティの描写くらいで、対峙すると死を感じるほどの圧倒的武力というが描写されていない。
今までの作品のキャラとどうしても比べてしまうので薄味に感じてしまう。
それと一番言いたいことが、今までのタカヒロは主人公の描写がまだ現実味がある描写であって感情移入も出来てとても作品が楽しめていたが最近のタカヒロというのは無駄にモテまくる主人公という、なんともまあB級な主人公設定を描くようになってしまった。
マジ恋の主人公である大和も、最初はそんなにモテるキャラ設定ではなく、ヒロインと色んなイベントや切っ掛けがあり、徐々にお互い好意を寄せて行くという恋愛過程描写が上手く描けており、その辺りの上手さもタカヒロの魅力だった。
しかしアカメから、特に理由もなく主人公が理由もなく無駄にモテまくるというB級設定になってしまった。
今回も【年上にモテる設定】という説明だけがあり、年上から無条件にモテまくる主人公。
そして残念だったのはマジ恋のA-4でも、何故か今までの大和と違い、何故かモテまくるキャラに変わっており、主人公像がブレていてとてもがっかりした。
今までの主人公は、
武力はそれほどではないが対抗できる【知力】を持つ主人公(マジ恋)
武力はからっきしダメだが誰しもが好感を持つ【優しさと根性】を持つ主人公(辻堂)
という設定を持ち、圧倒的武力を持つヒロインが主人公と関わって行く内に徐々に主人公の魅力に気づき、恋愛感情を徐々に芽生えさせる、という【何故主人公がモテるのか】という理由付けも納得行くものであり、ヒロインに主人公に対する恋愛感情が生まれるまでの過程や、恋愛感情が芽生えてからの恋愛過程というのがニヤニヤしてしまうほど素晴らしいものであった。
しかし最近はタカヒロの最大の魅力の一つであるヒロインとの恋愛感情が芽生えるまでの前後の過程を全部すっ飛ばしてしまっている。
つよきすから、マジ恋のA-3まではその辺りはとても素晴らしいものであった
最初から全力で主人公の事、好き好きーーー!!なキャラはマジ恋のみやこだけで十分だろう。
タカヒロはネタ切れしてるのでは…と囁かれてもいるが、今回もキルスティがエスデスにしかみえず、アカメのタツミとエスデスのイチャラブにしか見えなかった。
なんともまあファンとしてはとても残念でならない。
もし別会社がこの作品を出していたのなら70点くらいの点数はついたであろう。
しかしタカヒロに対する期待が大きい分ガッカリ感からマイナス10点ほどされているという感じだと思う。
悪くない作品であるんだが、タカヒロのマジ恋までの作品や、辻堂さんなどは何度もプレイして楽しめる作品だったか今回は残念ながら周回するほどの魅力がある作品では無い。
今までの作品と比べるとなんともまあ薄味な作品ではある。
正直ヒロインの、キルスティや直子より魅力的なキャラがサブキャラに多いのにそれらが一切攻略できないというのも皆の不満の一つだろう。