今までで一番よかった作品が100点だとしたら迷わずにこれ。ただあくまでも相対的な100点であって悪い点もありますがそれを補って余るあの真EDの素晴らしさ。そしてライターの進歩には脱帽した。
2作目。AIR→CLANNAD
AIRはアニメを観てからでしたがCLANNADについては事前情報0で購入。
この後KANONと智代アフター、リトバスもプレイしたので言えることですが麻枝氏の進歩と挑戦に対する意気込みは半端じゃ無いと思いました。
AIRの最大の欠点、日常会話のつまらなさはKANONとAIRには無かった「悪友」と「父親」というポジションで完全に解決。特に春原には何度笑ったことか。
ただ杏ルートにおける春原の扱いだけは越えてはいけない一線を越えてた気がしますが(特にじゃんけんでパン買いにパシらせたシーン)これは別ライターなので仕方ないのかな。
そしてEDへの進め方。
KANONの奇跡EDオンリーという単調からAIRでまさかのカタルシスED。
これだけでも相当な進歩なのに今度はバッドとハッピーの対比で涙が止まりませんでした。
あのAFTER1週目と3週目にはもうやられた。
普通誰が結婚したヒロインや娘が死ぬシナリオなんか作るでしょうか。
ギャルゲーのはずなのになんで親父の顔見て自分は泣いているんでしょう。
しかもAIRが記録的ヒットした後でユーザーの期待度が相当な作品だったはずです。
でもだからこそ3週目の朋也と渚、あのサビでのあの汐の笑顔見た瞬間に完全に涙腺破壊されました。
1週目の方が涙の量は多かったかもしれませんがあそこまで嬉しくて泣いたことは今まで無かったと思います。
学園編も杏以外はどれも普以上(名>秀>良>普>不>悪>駄)
特にことみシナリオは若干アホキャラへの耐性が必要なものの演出と締めが非常に綺麗でAFTER並に素晴らしかったです。ところで最後のメッセージカードはなぜアニメで入らなかったのか気になります。
ただ杏ルートだけ作品全体のテーマ(家族)が全く感じられない上に他ルートと比べて朋也が異常にへたれてたり春原とのギャグがただのいじめになったりとただの普通以下のギャルゲーになってたのが非常に残念でライターの力の差を感じさせられました。
そのほかにもあまりにも長すぎるシナリオ&複雑なフラグ、電波キャラ&いたる絵。性質上、渚が受け付けられない人にはどうしようもないAFTER等やはりKEY作品はハードルが高いと言わざるを得ませんがそれでも100点を付けたいと思います。
それだけの価値がAFTERにはありました。
すばらしい作品をありがとうございました。