不思議に頼らない骨太なストーリー
完全自立駆動し会話も出来る飛行機や自動人形といったオーパーツが存在するものの、ストーリー自体はそれに頼らない地に足の着いた骨太なストーリー。
地味ながらも主人公に目的意識と実行力があるので先へ先へと進むし読むのが苦ではない。
惜しむらくは社会を巻き込んでいるのにその組織を代表する者が年端もいかない少女たちだったり、一部サブエンドの手を出してはいけないヒロインに容赦なく手を出す主人公が本編の姿と乖離しすぎて腑に落ちない点。
可愛らしい絵、E-moteを駆使したグリグリと動くシステム、非常に豊富な立ち絵、主人公を始めとしたボイスの良さとハイクオリティな作品でした。