魔法も不思議もなしのあまりにアツい青春物語
有佐ルート
素直じゃないツン子で恋愛禁止宣言なんてしちゃったから告白できなくて素直じゃない言動と素直な行動が可愛かった
話的にはシュンくんと父親の邂逅がメイン
弱い部分をさらけ出したシュンくんを受け止める有佐の優しい声が聖母であった
夏帆
まさかの失明寸前で重さの度合いがヤバい子だった
見えない夏帆っちに変わって発射責任者になるシュンくんの風読みがアツい
手術も成功して良かった良かった
ほのかちゃん
セフレネタを延々とひきずるのは少々苦痛だった
職人全開ルートで青春パワーが一段と高かった
那津先輩
サブだとあの電波具合も心地よかったのだけど、メインであの電波に長時間晒されるのはキツかった
でもシュンくんをめぐる有佐とのやり取りや、全ルートで強大な相手となるARCを倒すだけで留まらず、全学生の希望を乗せた2000秒など屈指の良シナリオでした
完結編
きっとこのシュンくんは風を読み夏帆っちの目の問題と向き合い、おやっさんが倒れた工場でほのかちゃんとヘラ絞りをマスターし、那津先輩とチャイルドちゃんを完成させ、親父との確執を解き漁業組合からロケット打ち上げ禁止期間の緩和をもぎ取ったスーパーマンなのだ
珍しいことにどのルートの延長でもなく、誰とも付き合っておらず、そのまま終わる
ロケット過ぎて恋愛要素が吹っ飛んだ
なんちゃって大澄先生がビャッコのOGってのもアツいねー
ながれぼしのコンセプトもすげぇ素敵
さすがスーパービャッコなのでもう何事も無く打ち上げて終わるのかと結構信じてたんだけど、まさかの緊急停止
絆ちゃんはさすがに無理ないかなーとか有佐がそこで飛び出すのはなんか違和感あるとは思ったけど、ここから株式会社ビャッコで純学生産ロケットは激アツでした
そしてながれぼし、全員が有佐の回復を祈り、有佐はみんなの祈りが叶いますようにとか、涙腺アカンかった
ラストのCGは冒頭に提示されているわけだけど、全く印象変わるね
ロケット馬鹿どもの理詰めの世界に熱き青春が噛み合わさった、不思議も奇跡も魔法も使わない傑作でした