エロゲ的なものを出来る限り「残そう」とした結果、逆に尖ってしまった「マイブラ」。萌えゲーマーとしてはあるまじき意見かも知れませんが、「エロゲ」としての評価でマイブラの右に出るものはそうそう無いと思っています
◇得点内訳
【キャラ25】
【エロ25】何気に木村あやかゲー
【シナリオ25】
【舞台装置20】
◇感想
モノを作る。それは常に
「何を切って、何を残すか」
のせめぎ合いでもあります。
それは作る側に限らず、求める側も同じ。
一口にエロゲといっても、その種類は様々です。
エロか、泣きか、はたまたゲーム性か。
とりわけ、最近のエロゲ界は、ジュブナイルやアニメの流行を
接収して、求められるものもまた変わってきていると思います。
だからこそ、マイブラは際立つ。
エロゲ的なものを出来る限り「残そう」とした結果、
逆に「尖ってしまった」作品として。
ここ最近「エロゲとは何か?」という議論を良く見かけます。
その中で「エロ不要論」といった意見も話題になりましたが
これはそれだけエロゲが他メディアを接収して広義に捉えられる
ようになったことの証左でもあります。
「エロゲとは何か?」
その答えは人それぞれであり、またそれぞれが非難されるべきでないでしょう。
ただし、これだけは言える。
マイブラは、「エロゲ」以外の何物でもありません、と。
…まあ、しいて言えば「マゾゲ」
(攻略激ムズ的な意味で)