声なしでもシナリオのインパクトは十分。
感想は、前半こそ個性が強すぎるキャラの掛け合いが人を選ぶが、
後半はどれも上質な美しい物語を提供してくれる高レベルな作品。
シナリオ練りこみ黎明期の傑作。
詳しくはDC版のほうに書いてありますのてそちらを参考に。
ここでは、主にDC版(89点)と比較した点数の変化のみ触れたいと思う。
まず、声がまったく付いていないのは前半部のキャラの個性の強い人を選ぶ文章でリタイヤする可能性が上がると感じる。
一方、後半の個別シナリオに関しては、声がなくてもクオリティが下がるわけではないのでさしたる問題は見受けない。
なので、ここでの点数変更は-9点。
次はグラフィック関連。ここはDVD-ROMでリメイクする際にリマスターした感じを見受ける。
その処理のおかげで、当時から綺麗だった鳥の氏のグラフィックがさらに際立った印象で+3点。
ただし、デジタル関連特有の硬質な印象が増した感じもあり、欠点がないわけではない。
続いてBGM関連ですが、コンシューマ版と違って音質のよさが桁違いです。
そして、インストール容量の約50%を占める幅を取っておりCD-DAより音質がよいという素晴らしさ。
Key自体が、BGM大切にしているといった印象で、音質にうるさい自分にとって非常にうれしいので+4点。
システム関連ですが、使い勝手かCLANNADレベルくらいに上がっている。
しかし、2005年レベルとはいい難いところもあり±0。
総計して、差し引き-2点になるので86点。