低価格相応の出来
「さぁ、はじめよう」と、満々たる期待に胸をふくらませゲームを始めたわけでありますが、早々とある要素に出端を挫かれたのであります。
それは「音質」
過去においては、このような“粗悪な”音質のゲームをプレイしたこともございます。しかし、2011年、ましてやアトリエかぐやのソフトでここまで粗末なものが販売されていたことに、駭然として耳殻の 常態をいぶかったほどであります(わたしのPCと相性が悪いだけなのか、仕様なのかは不明であります)。
そのような、気の入りきらぬままに先へ進んでいったわけですが、シナリオ・テキスト・音楽どれもいまひとつ……唯一というべきか、購入動機たる唯々月たすく氏の絵は媚態表現が美々しく、メーカーが変わっても恒常のクオリティであります。彼の絵に見合うだけの素材が揃っていないことが、ただただ惜しまれます。
Hシーンも不満があり、1シーン、1プレイがほとんどであります。
手コキだけ、パイズリだけ、挿入だけ。低価格とは言え、アトリエかぐやが作る以上は、前戯~挿入まで含めた濃密な1シーンを作るべきであったと感じましたし、私の好みを述べれば、フェラがなかったのは不首尾であったなと想います。