感覚では85点くらいあげてもいい。1キャラの魅力を前面に出すことに特化して成功した数少ない例になると思う。
得点内訳
【グラフィック】
・イベント 7/10
・立ち絵 8/10
・背景 4/5
【シナリオ】
・構成等 4/5
・分量 3/5
【音楽】
・ボーカル 7/10
・BGM 4/5
【システム】
・機能等 7/10
【演出】
・演出 7/10
【エロ】
・エロ度 11/15
・量 5/10
【裁量点】
・裁量加点 4/5
合計 71点
【感想箇条書き】
・エロゲーとして評価する以上、上のような全体的な観点からの評価が必要になるが、キャラの魅力を余すことなく表現できた代表作と評してもいいくらい、良質なゲームであった。
・イベント絵の絶対量は少ないがクオリティはなかなか。
・立ち絵は志穂のみ。かわいい。
・背景も無難。
・シナリオはキャラのよさがこれでもかというくらい伝わってきたので事件やらなにやらこれといった重大イベントはないが、かなり満足な内容であると評価できる。
限られた立ち絵にもかかわらず文章表現とボイスだけでここまで多様な感情・状況を構築できたのは見事である。
・そうした意味で、キャラとの会話や様々な表情を楽しむという点では高評価をつけてもよいと思う。
・一方で、ドラマ性や読み物としての面白さを追及するユーザーにとってみれば内容が平凡すぎるため、もしかすると両極端な評価がなされるかもしれない。こればかりは個人の好みであるので難しいところではある。
・シナリオ分量は価格相応。
・ボーカル曲、BGMともになかなかよい。
・システムは前作までの妙に大きいSKIPボタン類が調整され、一般的な大きさに改善されたのでよかった。
・強制スクロールは個人的に好きではないが、まぁ許容範囲であった。
・演出もまずまず。
・エロ度は前作までと比べ概ねよくなったと思う。一連のシーンを一つとしてシーン回想に表示されるような改善も見受けられた。
・エロ量をもう一声というのは変わらず。
【最後に一言】
自分はブラックホールとかの話は好きです