題材としては面白いが展開とボリュームに課題あり。
得点内訳
【グラフィック】
・イベント 8/10
・立ち絵 8/10
・背景 4/5
【シナリオ】
・構成等 4/5
・分量 3/5
【音楽】
・ボーカル 7/10
・BGM 4/5
【システム】
・機能等 7/10
【演出】
・演出 7/10
【エロ】
・エロ度 7/15
・量 4/10
【裁量点】
・裁量加点 3/5
合計 66点
【感想箇条書き】
・全体的な感想としてはそれなりに面白いので合格点をあげてもいい気はするが、エロゲーである以上他タイトルと同じように配点を考えるとどうしても合格点を下回ってしまうという点最初に申し上げたい。
・全体のイベントCGを母数としても本作は非エロCGの比率が高いと感じた。
なかなか丁寧に描かれていて好印象。水着の絵とか好き。
・立ち絵は澄香のみ。こちらもよかった。
・背景も無難なところ。前作の使いまわしとかあり。
・シナリオの構成的には澄香が年齢を暴露して即終了したことについて、賛否はあるかもしれない。個人的には年齢暴露はもう少し前にもってきて、おまけの追加エッチにあったような学内プレイや水着プレイは
付き合ったあとでの話としてストーリーの主軸にぶち込めておいてもいい気はした。
ただ、本作のような構成にしたのもあながち否定はできない。軸を大切にして、エロをおまけとして補填する考え方も十分に理解できるので悪くはないが、読み物として暴露→合体→エンディングという流れが急展開すぎたのでそのあたりの余裕というか、自然な流れにすれば幾分かよくなったかもしれない。
・所々話し言葉と書き言葉が入り乱れている感じがしてやや違和感あり。
・若干引っかかっているのは恭介という主人公が転校先でそれなりにうまくやっていけたのは「澄香のおかげ」かどうか疑問に残る点。確かに澄香を巻き込む（美術云々のくだり）ことによってそれまでの恭介の境遇とは明らかに異なる。だが、そんな充実した学園生活が送れるようになった最大の契機は恭介が演じた首が落下するマジックであって、澄香との交流が直接・間接に影響したのかは甚だ疑問が残る結果になってしまった。
・ボーカル曲・BGMはまずまず。
・システムも最低限あり。
・演出も無難。
・エロも悪くはないが物足りなさは残る。エロ度・量ともに。
・衣装プレイがあったのはよかった。
【最後に一言】
パッケージの絵がすごく好き