とってもエロエロ。でもストーリーもなかなかです。
この作品のウリはまず何と言ってもエロ。おそらくSAGA PLANETS史上最エロと言える位で、殆どＨし続けています。
ただそれだけではなく、きっちりとシナリオもまとまっており、エロゲーのあるべき姿と言えるのではないでしょうか。
笑いあり、萌えあり、エロあり、そして泣きあり。そんな作品です。
キャラクターは、シナリオが趣旨的にどうしてもメインヒロインの美羽に集中してしまっているので、下手をすれば美羽以外のキャラを鬱陶しく感じてしまう…なんてこともあるかもしれません。
後は、女学生３人組。普段ＳＤキャラとして出てくるのですが、何と主人公の親友の彼女として登場します。
まあ、これは人を選ぶとは思いますが…（汗
キャラ別にシナリオを見れば、何と言っても美羽シナリオ。実は両親を無くし、一人必死でがんばって生きていた、という設定。
そんな状況なのに、主人公のためにお弁当を作ってくるという献身っぷりは、恋愛ＣＨＵ！とは違う感動を与えてくれます。ただ、そのせいでやっぱり他キャラ攻略の気が引けてしまうのですが…（苦笑
あと、一見エロ＆ギャグ担当に見える莉子先生も、意外にきちんとしたシナリオになっています。むしろ３人の中ではまなが一番下です。
美羽ＥＮＤ２とハーレムについては、完全にエロ専用ルートだと思ってください。
欠点はまず短さでしょう。特に、Ｈシーンが苦手な人がやると顕著に感じられるはずです。（私もそうでした）
これはもうどうしようもないというか、それでも決して悪い作品ではないので、「エロゲー」と割り切るか、値段が下がるのを待つかしてでも、是非プレイしてみてください。
もう一つの欠点は音楽。殆どがアレンジで、実質曲数はほぼ半分だと思ってください。かなり少ないです。
また、質もあまり良いとは言えません…。さすがにI've、キャッツと有名どころが続いた後では、ちょっと見劣り（聞き劣り？）してしまうのは仕方が無いのですが、それでももう少しがんばって欲しかったなと思いました。
ＯＰも松浦亜弥の「トロピカ～ル恋して～る」のパクリなんじゃないか？と思うくらいそっくりなので（どのくらい似てるかというと、「どこまでも行こう」と「記念樹」くらい）、「微妙」の域を超えることは出来ないと思います…。
前作ネタは少なめです。「ピュアハート・レボリューション」と美羽ＥＮＤ２には思わずニヤリとしてしまいましたが。