ゲームとして非常に丁寧な作り(全モブ一人一人立ち絵有りなど好感が持てる)。シナリオは全体的に綺麗にまとめてあり、理由付けもシッカリとされてるので起承転結が理解できます。文章になれるまで1時間程度、土台作り(それまでの歴史の勉強)からOPが始まる5-6時間を要する。CGや画面効果・演出などを序盤に最も力を入れている。序盤に比べて中・終盤はCGなど少なくなっていくが、プレイ時間が長いため涙もろい自分はちょっとしたことでもボロボロ泣く様になり結果CG等は気になりませんでした。またそのおかげで終盤は涙が枯れました。問題点は史実にそっているために…
主人公が無力!歴史に干渉できない力ある無能で終わるため非常に残念。
次回作を匂わせる終わり方したけど、あれがなかったら主人公(笑)になってたのは言うまでもない。
殆どのルートやアフターも歴史の勉強をさせられるとは思ってもいなかったため、あれ?もしかして楽しくないとは思ったものの丁寧なゲームづくりをされてたため高得点をつけさせていただきました。(本編シナリオなら90近く上げてもいいと思うものの、キャラ分岐・アフターでも歴史に干渉できないというわかったため下げ)
あと、出来ることならMAP機能で京の都だけでなく日本地図もだしてほしかった。長州や萩、岩国・広島藩などは地元などわかるけど会津といわれてもグーグル先生に頼まないと場所が理解出来なかった。
別会社の機関幕末異聞 ラストキャバリエでなんで蝦夷に行くのかわからなかったけどこれのおかげで理解できてよかったわ。
追記
プレイ中1週目で史実を見せて、アナザーで鴨さん生存とかイギリス・フランスの代理戦争編とかやるのかと思ってたらそんなことはなかった。この点は、期待を裏切られた人も多かったかと・・・。
なるべく前作のキャラを出さないようにしたのは良かったと思う。個人的には文字すら出さないでほしかったが・・・。
途中アッコとか犯人像ネタはいらなかった。
最後の史実修正の件は、登場人物が女になってる時点でツッコミが抑えられなくなった。確か1作目の忠臣蔵46+1で主人公が違和感を示していたのを覚えているんだが忠臣蔵は創作の可能性もあるということを言っていたような気がするのもあり、2作目プレイ中は新撰組などの女体化は気にも止めてなかったが、3作目で現代との時代が近くなり、また史実に忠実な作りにしたため修正修正と言われて違和感を感じてしまったのかもしれない。別に修正しなくてもいいよと最後プレイ中思ってしまった。
次作があるなら日露戦争や世界大戦を本筋でやってAnotherや2周目とかで大いに歴史が狂いに狂った場面を見せて欲しい。