舐めプというほど舐めてはこない。おかずとしてはそれなりに使えます。
舐めプレイを略して舐めプ。そのタイトルからヒロイン達が主人公に対して舐めた態度をとる、あるいは体を舐めるプレイが多い、といった内容を連想させますが、その点は少々期待はずれでした。確かに主人公を馬鹿にするような言動は多いですが、そもそも体験版にも収録されているぐらい序盤の段階でヒロイン全員から告白されているため、舐めた態度というより好きだからこそ意地悪をしてくる印象を受けました。また、プレイ内容もフェラやクンニ等が特別多いわけでもなく、普通にセックスしまくります。なので、タイトルに惹かれて購入するとがっかりするかも知れません。
シナリオは一応全員クリアしましたが正直記憶には残りませんでした。日常シーンよりHシーンの方が長い抜きゲーなので仕方ないですがもうちょっと頑張ってほしかったです。なのでシナリオの評価はせず、各キャラクターのHシーンについて書いていきます。
【こころ】
主人公の妹。雅が「4人の中で私が一番胸が小さい」と発言していますが、どう見てもこころの方が小さい。といっても貧乳ではなく普乳ぐらいはあります。お気に入りのHシーンは初エッチの風呂場セックスと3回目の顔面騎乗。風呂場セックスは射精した後の萎えたチンコを素股で復活させて挿入し、主人公が中出しを拒否しているのに強制中出しさせるのが興奮しました。実妹に中出しは背徳感があって本当にいいものです。次に顔面騎乗ですが、ただ単に顔にお尻を乗せるだけでなく、呼吸ができなくなるぐらい密着させて、顔がてらてらになるぐらい擦りつけてきて、最後にはちゃんと潮まで吹く。個人的に顔面騎乗プレイが好きなのですが、今まで見てきた中ではトップクラスに素晴らしい内容でした。逆に残念だったのは薬で巨乳化するプレイ。一番胸が小さいというのはアドバンテージのはずなのに、他のキャラと被る巨乳になってどうする、と突っ込みたくなりました。
【ゆとり】
こころの友達。オナニー中に見つかってもそのままオナニーを励んだり、精子やマンコに声をつけたりと言動がおかしい不思議ちゃん。ヒロイン全員と王様ゲーム中にこっそり挿入したり、掘りごたつの中でフェラしたりと隠れてエッチなことをすることが多い印象で、そういったプレイも好きなのでなかなか使えました。特に好きなのはマンコと太ももとパンツで顔を挟むプレイ。太ももとパンツで主人公の顔を拘束し、そのまま放尿するのは大変興奮しました。プレイ中、妹のこころに見つかりそうになるのもポイント高いです。あと、ヒロインの中では唯一妊娠し、最後はボテ腹セックスを楽しめますが、私はそういった嗜好はないので加点とはなりませんでした。
【雅】
先輩でゲーム部の部長。「プークスクス」、「ねぇどんな気持ち？」といった某巨大掲示板のAAのような発言をする痛い子。最初のHシーンで手足を拘束してフェラをしてくるので、その後も拘束プレイが多いのかと思えば一回もないという残念さ。ここで他のキャラとの差異を出してくれていればもうちょっと評価は高かったです。それで気に入ったHシーンですが、ダンボールを被ってのキスと、風邪をひいた主人公にスープを飲ませるためのキスです。どっちもキスです。キス自体は全ヒロインとしていますが、雅とのキスシーンが一番丁寧というか魅力的に描かれている印象を受けました。あと、特に好きなわけではないですが、水着の試着室でのHシーンは最終的に店員に見つかって弁償と掃除をさせられるのがオチとして良かったです。普通はバレるはずなのにバレずに済むゲームもよくありますので。
【洋子】
先輩でコンビニ店員。ヒロインの中では一番の巨乳ですが、ぎりぎり奇乳とは言えないレベルで拒否反応は起こらず。プレイ内容はその巨乳を活かしたものが多く、顔に胸を押し付けたり挟んだりするプレイが全体の半分近くありました。ただ、ここで一つ文句を言いたい。顔に胸を押し付けながら手コキをするいわゆる「授乳手コキ」みたいなプレイが3シーンほどあるのですが、妊娠していないので母乳は出ません。で、胸に練乳を垂らして舐めさせる授乳もどきなプレイもあるのですが、このときは手コキをしていません。……なんでその二つを組み合わせなかったのでしょうか。非常に残念です。
【総評】
おかずとして使えるシーンはいくつかありますが、設定が中途半端だったり、テキストと絵が合っていない画面があったりと不満点もチラホラ。体験版で気になるキャラがいたらやってみても良いかも、ってレベルです。