確かに人生かもしれないが、人生が面白いとも限らない
ギャルゲーはそれなりに数をやってきたけど、key作品はサマポケ以来の2作目。
サマポケもそういう気があるけど、日常シーンがともかくつまらない。
薄味なお話が延々と続くからだ。逆にわざとらしく感じてしまう。
日常シーンがもっと面白いノベルゲームは沢山あると思う。
ただ、その日常シーンが限りあるものや、誰かの想いによって成り立っているものだと気が付いてから、その日常を取り戻す為に奮闘する展開は凄く面白い。感動する。
終盤の展開からおそらく「人生」と呼ばれているんだろう。
子供が親になり、目の前の人と街と生きていく朋也。そこにあったのは「気づき」だと思う。
そしてそれは、「楽しいことは目の前にある」という風子の台詞によって、確かな形を経て顕現している。