4作目きっちり盛り上げて終われただけで凄い
この作品、ラノベでもいいんじゃない?とやや冷めた目でみていたが、きちんと、エロゲーらしい絶望と、そこから這い上がる力のある良い物語だった。ナインの力を借りて、世界線を移動しながらソフィーティアとイーリスの因縁を断ち切るエピソード。希亜が自分を許せるようになる過程が丁寧に描かれれており、翔との関わりによって変わっていく姿が見れて満足だった。「別の枝でもきっと翔のことを好きになる」という宣言が、今作の希亜を体現すると思う。