心温まるラストエピローグ。
戦争によって荒廃した世界で、僅かな生き残りがそれでも日常を送るストーリー。
序盤から食料調達やエネルギー自給など普通のホテルではないことが描かれているが、実際に滅んだ町並みが描かれるのは個別ルートから。
他の終末物にある、神や救世主を称する宗教ものでも、飢えと自棄からの猟奇暴力といったものもなく、ただただ日常を描いている。
関係を和解したり、家族の死を乗り越えたり、仕事の意味に悩んだり、好きな人と結ばれたり。日常の延長をそんな世界で続けていく物語。
某白犬お父さんのCM曲など、BGMはどれも一度は耳にしたことがあるようなものが大半。静かな曲が多いので好みにあえば穏やかにゲームを続けられる。
正ヒロインはサラだが、真のヒロインはラストエピローグの「彼女」だったのかもしれない。
CG12/15 エロ10/15 シナリオ10/15 テキスト11/15 音楽8/10 システム8/10 演出6/10 価格7/10
印象に残った一言(カリス)
「最期まで二人が笑顔だったのが、私にとって…最高の…」