言い回しのくどさは少々気になりますが、基本的には文句のないゲームでした
2009年のゲームにしては、古き良きエロゲって感じがした気がする(錯覚)。
レスター爆発してくれないかなと何度思ったことやら。デフォでカリーナさんが落ちてて、幼女が「パパー」って慕ってくれて、道案内した女騎士さんにも惚れられて、アニエスは・・・どこで惚れたのかあんま分からんけど。サルサとリトスにも(なんでかよくわかんないけど)やたら慕われてて、付き人(?)のゴーレムにも惚れられる(???)。レスター本当爆破してくれないかな。
一言感想に書いた「言い回しのくどさ」についてなんですが、例を一つあげます。主人公がニナ(クランハウスの管理人)を料理上手だと表現するときに、わざわざ「ニナさんの料理速度は速いとはいえ、・・・」という表現は少々堅すぎないですか?と思いました。あくまで個人的な感覚ですが、似たような感情を持ったテキストも散見されているように感じています。理屈っぽいのが癪に障るのかなとも思いました。細かい指摘かもしれませんが、個人的には無視できるレベルでもなかったので、簡単に批評させていただきました。
まあ、それを差し引いてもヒロインの魅力は素晴らしいものだと感じているのも事実です。昨今では、露骨な萌え要素の作り方というか明らかにキャラ作りの迷走をしているゲームも少なくないように感じるので、こういったストレートな萌えゲーは逆に清涼剤となってくれました。全体的に真面目なキャラが多いですが、アニエスとリトスのときどき冴えわたるツッコミには、良い意味でのシュールな笑いを誘ってくれたりして、個人的にニヤニヤと笑っていたところも多かったです。
ゲームシステム的にテンポが良くない上に、悪く言ってしまうと所詮「萌えゲー」なので、やる時期を間違えると眠くなること必至ですが、素直に一昔前の「萌えゲー」の雰囲気を楽しみたい人には値段的にも安価でおすすめです。
以下ネタバレな個別(そんなにバレする気も書く気もないですが)
・ミネット
ミリアムとコアの譲り合いをした結果死にかけになっちゃうなんともいえないルート。終わり際も駆け足でご都合主義な展開という印象が非常に強いです。エールは有限だということが分かればルートそのものは予想しやすいかなと。アバ兄が割と強かった(めんどかった)。
・カリーナ
カンパネラのメインヒロイン。意外とラスボスにびっくりしました。暴走した魔導書て・・・。この子はカンパネラの本筋とイマイチ関係がないイメージでしたが、これはこれで良かったかな。
追記で、カンパネラの意味を考えると本筋ガチガチか。すまないです
・チェルシー
チェルシーの正体は○○だったという話でした。何かとかわいそうな扱い受けてるような気がします。だってシェリーさんの下僕みたいなものですものね。
・アニエス
個人的に一番お気に入りのヒロイン。この子とリトスのキレのあるツッコミがなかったら多分ゲーム中寝てた。ルートに関しては特別言うことはないです。大体予想通りというかなんというか・・・
・ニナ
先が非常に気になる終わり方すぎです。祝祭買えばいいんだろ買いますよ(半ギレ
・トルティア姉妹
個人的な要望なんですが、リトス単品が欲しいのでやっぱり祝祭(ry。なかったら知らね。
以下、コメント
・ここのヒロイン共「パパーおまたがむずむずするのー」ってセリフ好きすぎでしょ。リトスの入れ知恵だと思いますが
・「幼なじみに対する気遣いが他ルートでも出来ているゲーム」としては非常に貴重な作品です
・サブヒロインに魅力的な子が多すぎます。でもメインも可愛らしいので本当良いキャラゲーであり萌えゲーだったと思います
・あからさまに不要なやりとりやくどい言い回しが多く、オススメできるか否かはそこが受け入れられるかが一つ大きな問題になります
・上の批評で言ってないのですが、「最初から最後まで主人公マンセー」なゲームなので、この点も微妙に問題かもしれないです。私はレスター自身のスペックが非常に高く、まあこれなら女は堕ちるかとか考えてやってたので特に気になってないです