突出した何かがあるわけではないが、(私が)ロリゲーに求めるものが全てつまっている名作
ロリとは何かという問いに対する答えは人によって様々だとは思うが、私はロリとは単なる幼い女児ではなく、成人男性と思春期の女子との間での恋愛、だと考えている。
少し背伸びして大人ぶる思春期少女とあくまで子どもとして愛でようと自制する男性、少女は男性の持つ自立した様に惹かれ男性は少女が子供らしさの中に時折見せる女に心を囚われる。この危うさこそがロリものの魅力といえよう。
本作では見事に成人男性と少女の恋愛を描いている。基本的にどのルートもハッピーエンドであり、危うさの先にある破滅は描かれてはいないが、そこを描かない優しさも本作の魅力といえよう。
また絵のクオリティも素晴らしい。子どもから女性への過渡期である少女性がうまく表現されており、女性らしさを感じるものの同時に幼さも感じされる非常に魅力的なキャラクターとなっている。
無防備さと妖艶さのコンビネーションが生み出す少女特有のエロスと、その魔力に翻弄される男性というロリの王道を描き切ってくれた本作は間違いなく名作である。
ちなみに個人的激推しキャラクターはかのんちゃんです。