変身ヒロイン陵辱ゲー。前2作をプレイしていないとキャラの相関図や過去の流れが見えにくいので、いきなり本作から始めてしまうとシナリオにのめり込めないと思います。シナリオをスキップする方以外は前作をプレイしておいた方が良いかもしれません。抜きゲーとしての質は前作「突撃天使かのん」の方が高いです。
本作の欠点は「シナリオの長さ」と「退化したエロシーン」、「幼稚なヒロイン」にあると思います。
まずはシナリオですが、前作の「かのん」より1,5倍（主観）多いシナリオ量にも関わらず、本編のエロシーン数が少なくなってしまったため、エロの割合が物足りなく感じられます。
かのん＝エロシーン数45
ミサキ2＝エロシーン数52（但しおまけシーンが11あるので、本編自体は41）
（ちなみにミサキ＝エロシーン数39なので、私的には、かのん＞ミサキ2＞ミサキといった評価です。）
エロシーンも折角アンケートでデスパイアを募集したのに活かされている感じがせず、エロが退化しているのは明白でした。
シチュエーションは「快楽堕ち」が少なく、バッドエンドや苦痛系にしてもヌルめで中途半端なものばかりで、恥辱スキーにも苦痛スキーにもお勧めできない出来です。
前作からの唯一の改善点といえば、射精音が追加されたことでしょうか。
それ以外は特筆すべき点はありません。
また、ヒロインが総じておつむが弱いせいか、プレイしていて「こんな馬鹿なヒロインを犯したってつまらない」という気持ちが沸き上がり、萎えることが多かったです。
心の成長をテーマの1つにしているので、ヒロインが未熟なのは仕方ないのかもしれませんが、日常会話はもう少し馬鹿っぽさを控えてほしかったです。
私は自分より精神的上位にいるキャラを犯すことに喜びを感じるタイプなので、あまりに精神が幼稚なキャラばかりで好みが合いませんでした。
ヒロインたちの無垢さを演出することに気を取られたせいか、精神が成熟したキャラが１人もいないのが残念でなりません。
本作の評価は抜きゲーとしては佳作、シナリオゲーとしては良作といったところです。
とりあえず前作未プレイの方には、本作よりも前作の方をお勧めします。