本筋のストーリーは好みにあっていて面白い。だが、くどい表現等の余計な物が無条件に楽しむことを邪魔をする。
大筋のストーリー展開はかなり自分の好みにあっていた。
自分の中で神作といえるだけのものになる可能性も大いにあったとおもうんだけど。
そうはならなかった作品。
他のコメントで語られていることと同意でその点がやはり不満。
ルート分岐なんて全く意味がなかったとおもう。
事実上、妄想の世界にとらわれているときのHの相手を誰にするか。
その程度の意味でしか存在していない。
この作品はそういう恋愛毎はおまけであって本来そんなところを描く気がなかったから
たんなるおまけなんだ。といわれれば、そうかもしれないけど。
だったら、なおさらヒロイン毎のルートなどいらない。
未来ルートに
りさルートのりさが徴兵されたときのHシーン。
涼子ルートのシュウが逝く前のHシーン
を入れればルート分岐は不要だったとおもう。
凪はもとが、おまけのアナザーだから別扱いとしてもね。
むしろ、そのつくりにしといてくれればもうすこし点数つけていた。
エピローグはともかく終わり方はそう嫌いじゃなかったし余韻はあったけど。
他ルート消化をやりだしたあげく、ルートごとの違いが無意味っておちだったせいで
余韻が台無し。
あとは、やっぱり同じような表現を何度もしていてくどい。
同じシナリオライターがかいたアルテミスブルーでもそうだったけど
出撃のときとかのこまかいやりとりのシーンは
毎回みせられても正直だるい。
全部けせとはおもわないけど、もっと入れる回数は少なくてよかったと思う。
そして、作品中で語られている「理想の大人像」みたいなもの。
否定はしないというか、どちらかといえばその考えには同意だったけど。
ただ、これも何度もいいすぎ。
おしつけがましくていいかげんうんざりしてくる。
それから、最後のほうのピンチの連発もくどかった。
これで最後と安心したら、再度敵襲来のパターンを何度やるのかと。
最初のうちは手に汗握る・・・とまでいうと大げさすぎるものの
結構楽しみつつ読んでいたけ。しかし、最後のほうはやりながら
まだやるのかよ・・・もういいって・・・とつぶやいてしまった。
このシナリオライターさんの作品はアルテミスブルー同様
本筋は自分の好みにあっていて個人的神作品になる可能性をひめているのに
ライターの自慰行為ともおもえる強すぎる主張が感じられてそれが素直に神作なりの得点をつけるのを邪魔してくれる。
なんというか・・・悔しい作品ってかんじです。