こんな作品が気に入っちゃった私は変人確定なのでしょう。低評価が多いのはうなずける。全く他人には進められない。けど、私にとっては名作でした。
テキストは読み難いし、てか気持ち悪いし。
主人公も気持ち悪いし。
それゆえに、ギブアップする人がでるのも頷ける。
他の方の評価が軒並み低いのがほとんどなのは同意できてしまうわけです。
なんですけど、私個人としては、現在のところでいえば
2012年に発売された作品の中では間違いなく一番楽しめた作品であるといえます。
おそらく、先に低評価が多いのをみて、どうせしょーもない作品なんだろう。
という覚悟の上でプレイしたのもよかったのでしょう。
主人公は好きにはなれませんでしたけど。
王子はいいキャラだったとおもいましたし。
憩・朱比香・椎といったヒロインには結構魅力を感じられました。
ストーリーにしても四章の椎と皐月の屋上のシーンなんかは瞬間的な破壊力結構ありました。
各章のヒロインが捕らえられないようにがんばるけど、結局ダメな流れなんだろーなってのは
エロ的な意味でわかりきってるかんじがして・・・
やっぱりそうなるんですか。ってややしらける感じはありました。
最後のほうのジョーカーの正体あたりもちょっとグダグダな感じしましたね。
結局、はじめちゃんはなんなのよ?とか
立ち絵ないまんまでおわっちゃう殺人者はなんなのよ。とか
主人公、相当しにかけなようで無茶な動きしまくってて超人になっちゃってるよ。とかね。
エンディングへの入り方は結構好きだったかな。
教会に入る前からどういうシーンで終わろうとしてるかは
まるわかりではありましたけど。
でも、そうあってほしかったのも事実なので。
物語が全体的に重い感じで進んでいたのもあり
救われた感じになってくれて気分がよかったのは確かです。
ほんとうは、単純な個人的な気に入り具合でいったら90点代でもいいくらいなんですけど。
そんな自分の気に入った作品が一般的に受け入れられるような作品に仕上げられていなかった所を
減点対象として自分の感じた点数よりは少々下げた点数としておきます。