「DEEZさんがエロ中心のエロゲを!?」と思ったら、しっかり千春ルートで心温まる感動が。他ルートも心情描写が丁寧で好印象。表現の癖(強調のためテキストに点をふる・回想シーンがやたら多い)が鼻についたのはマイナス。
最初は千春が性的な奉仕も含めて、主人公にやたら奉仕したがって不気味に感じ、
「DEEZさん、商業化で十八番の感動系のシナリオを捨てて、お手軽エロに走った!?」と落胆。
最後まで千春シナリオをやるといい意味で騙された。
ファンタジー要素を入れつつ、現実の問題を入れるという手法が面白い。
千春以外のシナリオも丁寧に心情を描いており、なかなか読みごたえがある。
攻略が難しく、攻略を見ないとバッドエンドばかりになる。
余談だが、作品中に出てくる【臍帯血移植】。
1年程前に調べてみたところ、他者に使うために寄付するには、一部の指定された産院で出産する必要があるという厳しいハードルあり。
もっと希望する人が簡単に寄付できるようになるといいのだが……。