同人版3作プレイ済み。同人版で収録されていた分はサッと読んでこのプレイ時間。(但し、1章は追加エピソードが多数挿入されているので、同人版プレイ済みの人もじっくり読むことを推奨。)7階(ホスピス)の誕生までの話が加わることにより、ナルキッソスの死生観の世界が綺麗に完成した。1の考える余地が沢山ある点が好きだった人には、あまりにも詳細に描かれていて合わないと感じるかもしれない。自分はキッチリ完成している方が好みなので高得点。
最終章は老人ホームを題材にしたのが上手い。
ナルキッソスシリーズはその性質上、7階のホスピスにいる(行く)人と残される人というパターンが多い。
最終章は少し外れたパターンでも本質は同じなので説得力がある。
個人的には同人本で発表されたときから大好きだった、姫子&優花のエピソード(今作では姫子エピローグとして収録)が、ついにフルボイスになったのに感激。
元々良い話がさらにパワーアップした。