シナリオは前半はテンポが良かったが、後半はやや冗長と感じてしまった。演出・CG・ムービーは発売から7年を経た'16年でも見劣りしない。
研究所脱出までは、
各人物の思惑や過去について見せ方・テンポ共に良く、
のめり込んで読み進めた。
脱出直前のエリカ、ラヴィ、稲葉少佐と主人公とシオンのやりとりは
展開が読めていても心動かされた。
研究後脱出後のシオンとの生活編は、派手にしづらいとはいえ冗長気味。
真夜が来ることにより主人公とシオンの関係が変化するところ、
最後に出立する脱出船を見送るところ、
シオンとの永遠の別れのシーンは良いが、
他は同じような内容がクドクドしている感じ。
特に「シオンが寝ている時間が長くなる→目が覚めたらお出かけ」
というパターンが多いと感じた。
最後にエリカを拘束しようとした兵士Cの声優だけ
やたら棒読みなのが気になった。
数個しかセリフがないのに絶対忘れられない。
同じモブでも兵士A・Bは普通なのに。
スタッフが無理に出演したのだろうか。