『君が望む永遠』の集大成版(と言いつつ、Windows7対応の新しいものが出るかもしれないが)メイン3人のアフターストーリー・ファンディスク収録の一章のifストーリーでお腹一杯。演出も大幅強化され、明るい話じゃないと嫌な人・主人公が優柔不断っぷりが絶対許せない人以外は概ね楽しめるかと。
一言ではベタ褒めのようになったが、世界が広がったゆえの粗は出てきた。
アフターは婚約だ何だという話になってきたのに、主人公の親の存在感がなさすぎる。
アフターからやったので、一瞬「(主人公は)天涯孤独設定だっけ?」と思ったほど。
初回特典で新キャラ出す余裕があるなら、主人公の親はきちんと出してほしかった。
あと、未だ遥が眠っていた空白の2年間のシナリオがないのが残念。
別に水月派ではないが、遥が一章であれだけ付き合う過程・付き合ってからがしっかり描かれているのに、水月は殆どなしではフェアではないなと。
現在('10年)でオリジナル発売から9年、1990年代後半に高校生だった登場人物は携帯電話も持っておらず、君が望む永遠がある種【古典】になりつつあるのを感じた。